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書店ではギリまで探す派

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

普段は「陽の光が入るから」と、早々に降ろされるブラインドが、今日だけは一度も降りることがなかった。

それもそのはず、今日は都心でも雪予報。雨は正午過ぎに、雪へと変わるだろう。

私の母は、実家で雪が降ると、カレンダーに必ず「初雪」と書いていた。

きっとびっくり吹き出しで「初雪!」と書いてあることだろう。私がnoteに残したように。

それはさておき。先週末、神保町は東京堂書店にて、台湾出身の漫画家 高妍さんの新刊「隙間」の広告を見掛ける。

以前、池袋は「ブックギャラリー ポポタム」という本屋さんにて、高妍さんの原画展をたまたま見掛け、「緑の歌」を購入した。

村上春樹さんの「ノルウェイの森」に登場する「緑」をもとに、大学生とバンドマンの悲しい恋愛模様を描く。

ちなみに高妍さんは、村上春樹さんのエッセイ「猫を捨てる 父親について語るとき」の挿し絵も描いている。読まねば。

話が逸れたが、先週末には買えなかった(懐具合が悪かった)ので、仕事終わりに書店、正確にはアニメイトへ向かった次第。

書店を訪れたら、まずは新刊コーナーを物色。

最近はこんな本が流行っているのか。PRACH-PITさんの「しゅごキャラ!」が新装版で登場ですって!

まぁまぁ、今日の目的は高妍さんの「隙間」を買うこと。一応、各陳列棚を蛇行しながらKADOKAWAのコーナーへ。

……あれ、「隙間」がない。「緑の歌」はあるのに。

ビーム(漫画雑誌)のコーナーだよな。まさかと思うが、もしかして違う場所にある?

新刊コーナーにあったけれども、見逃していたのかもしれない。新潮社、講談社、小学館、KADOKAWA、、、いや、ない。

こういう時は、先入観に囚われてはならないこと。KADOKAWAではあるけれども、ジャンルが異なることもある。

以前、星崎真紀さんの「魔法のリノベ」双葉社を探していたときのこと。

ずっと「双葉社」だけを念頭に探していたが、なかなか見つからず。だってジャンルに「リノベーション漫画」ってあるのだもの。

どこかな〜と探し回っていたら、少女・女性漫画のコーナーでようやく見つけた次第。

だから今回も、可能性は低いかもしれないが、一応別のコーナーも確認。

だけどやっぱりない。改めてビームのコーナーを見たけれども、やっぱりない。

いよいよ万策尽きたので、店員さんに確認。そうしたら、「『隙間』は入荷しませんでした」とのこと。

その答えにたどり着くまで30分以上。人様が見たら、「最初から聞けばよかったのに」と言われるかもしれない。

中には、「ネットで買えば良いのに」と仰る方もいるだろう。探すという無駄な時間はなくすべきだと。

だけど、私にとっては、この探す時間もまた読書の一貫なのである。

欲しい本を探すという行為。それ自体を楽しんでいるからこそ、書店では時間をかけて探し、古本市で本を物色する。

これもまた、仕事終わりの楽しい時間の過ごし方なり。それではまた次回!

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川口 竜也 / 川口市出身の自称読書家
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