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2月15日 読書会報告

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

2025年2月15日(土)の朝に開催した「東京読書倶楽部」読書会の報告です!

この日はご新規様が2名、リピーター様が3名の合計6名で朝活×読書会。

読書会に参加することや、新しい本を読むことは、知らない世界に「移動」する意味では同じことなのかもしれない。

それにしても、やっぱり、人数が多いほうが読書会は楽しいよね。

紹介して頂いた本

読書会終了後に撮影

早瀬耕「未必のマクベス」早川書房

とあるIT会社に勤める主人公は、世界各地を回りながら商品の販売に携わっていた。タイでの商談を成功させた主人公は、謎の予言を聞かされて……。

この本のジャンルを一言で言うのは難しい。大筋は犯罪小説なのだが、高校時代の同級生との恋愛小説でもあり、ハードボイルドだ。

ただ、シェイクスピアの「マクベス」の如く、悲劇の物語には違いなかろうと……。

長編作品であったが、文字を追うのが苦にならないほど面白い! 22年ぶりの新作(2作目)らしいが、もっと読みたいと思うほど。

綾辻行人「十角館の殺人」講談社

ある大学のミステリー研究会の7名は、O県にある孤島に合宿する。そこには、建築家 中村青司が建てた十角館があった。

孤島での生活を満喫する予定の大学生だったが、一人、また一人と殺されていき……。

綾辻行人さんのデビューでありながら、紹介者曰く推理小説の中でもレベルが違う作品。世界観・ストーリー構成・文章力が段違い。

実写ドラマも観たそうで、そちらも大変素晴らしかったとのこと。原作を読んでいる時のイメージが、そのまま映像化されていたと。

和田裕美「タカラモノ」双葉社

女手ひとつで育てられた主人公(表紙の女の子)の、幼少期から社会人として成長するまでの物語。

離婚後はスナックで働くお母さんは、とても自由な生き方をしている。そんなお母さんを、誰しもが好きになった。

お母さんは主人公が困っている時、落ち込んでいる時に、アドバイスをくれる。幸せになるには、他人のせいにしてはいけないと。

「理不尽なことをいつまでも気にしていたら、相手の思う壺。さっさとその壺から抜け出したらええ」という言葉は、紹介者にとっても響いたそうで。

3年前に、帯に惹かれて購入した本は、もっと早く出会いたかった本になったのだと。

森下典子「日日是好日」新潮社

お茶を習い始めて25年。就職、父の死、転職など様々な経験のそばには、いつも「お茶」があった。

知識として言葉で知っていることと、その意味を理解することには、タイムラグがある。

例えば、「五感を大切にする」「四季折々を楽しむ」、「本物を見る」といった言葉は、様々な本に載っていることである(それを知るのが読書の醍醐味ではあるけれども)。

だけど本著は、最初こそは一つひとつの意味がわからなくてもやっていたことが、点と点が結ばれるように、気づいていく。

例えるならば、世界から色が1色増える感じ。そういう生き方を、私はしたい。

長倉顕太「移動する人はうまくいく」すばる舎

移動するクセをつけることで、成功に通じる。もちろん、ビジネス的な成功を目指していなくても、移動することは大切である。

なぜなら、移動を心がけることで、行動・挑戦に対する金銭的・精神的なコストを下げて、より行動範囲が広くなる。

自分が知らない世界を減らし、少しでも知っている世界を増やしたほうが、人生は豊かになるではないかと。

また本著には、読書のメリットや積読の解消法なども記されている。読書もまた、違う世界に移動することなのだろう。

2025年3月の読書会スケジュール

2月22日(土) 10:00~12:00
朝活×読書会 → 満員御礼!!!

3月1日(土) 19:00~22:00
飲み有り読書会 BOOK&BOOZE!
3月15日(土) 10:00〜12:00
朝活×読書会
3月22日(土) 14:00〜17:00
古書店街散策×読書会
3月29日(土) 19:00〜22:00
飲み有り読書会 BOOK&BOOZE!

ご興味ありましたら、コメントやPeatixにて是非お待ちしております。皆様に会えるのを心よりお待ちしております(*^^*)

・注意事項
こちらの読書会は、神保町ブックセンターのカフェにて開催していますが、運営元のUDS様の主催とは別のイベントでございます。

お見かけした際には店員さんやスタッフさんにお伺いせず、直接主催者(アンダーリムの眼鏡の男)にお声掛け下さい。

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川口 竜也 / 川口市出身の自称読書家
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