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雨の音。読書の時間

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

今日は朝から雨模様。映画でも観に行こうか、美術館にでも行こうか。

でも出掛けるのも億劫だから、今日は一日自宅でゆっくり過ごすことに決める。

ベッドでうだうだ、出掛けようかな〜どうしようかな〜と考えながら時間が過ぎていくくらいならば、今日は家で過ごしますと決意したほうが、気が楽になる気がする。

自宅で過ごすルーティンとして、まずは珈琲を淹れる。たっぷり2杯分。ハンドドリップで。

今日の珈琲のお供はスコーン。以前友人が、「最近のスコーンはしっとりめが流行らしいけれども、口の中がパッサパサになるスコーンこそ、スコーンのあるべき姿ではないか」と謎の力説を主張していた。

ちなみに以前は、「(俺にとって)りんごよりも梨のほうが美味しいのに、りんごというだけで評価されるマチズモが許せん」と言っていた。これに関しては意味不明である。

そんなわけで、珈琲とスコーン。会社の図書スペースで借りたエドワード・ブルック=ヒッチングの「世界をまどわせた地図」でも眺めながら、しっぽり読書の時間。

会社の図書スペースにそんな本がある事自体驚きではあるが、それを借りたいと思う人が(私含めて)ちらほらいるのだから、世界は広いようで狭い。

雨が降ると本が湿気で波打っちゃうから、困るといえば困るけれども、悪いことばかりではない。

1階の路面側の角部屋は、普段は道行く人々の会話が丸聞こえという立地ではあるが、雨の日は通行量も少なく静かである。

それに、雨の滴る音は、どこか気分を落ち着かせてくれる。

先日訪れた神保町はブックハウスカフェにて、せざいえり絵本原画展(〜6月25日まで)が行われており、街を渡るクジラに一目惚れして「うとうと おひるね」を購入した次第。

うとうと おひるね ゆめの なか
きこえる きこえる あめの おと

せざいえり「うとうと おひるね」鈴木出版より

著者のあとがきにも書いてあるが、雨には様々なオノマトペがある。

雨が降れば「ザーザー」「ぽつぽつ」「ぱらぱら」など。

傘にあたって「ぽつぽつ」「ボトボト」。

風が吹けば「ざわざわ」「びゅうびゅう」「ひゅんひゅん」。

水たまりで「びちゃびちゃ」「ちゃぷちゃぷ」。

普段読書中は音楽をかけることが多いけれども、時には自然がもたらす音楽に耳を傾けながらの読書も一興である。

そして、つかれたら夢の中へ。今日はそういう一日。それではまた次回!

※ 6月22日に訪れた際には、せざいえりさんご本人がいらっしゃったため、購入時にサインとクジラのイラストを描いていただきました。

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