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読書記録「百木田家の古書暮らし」3・4巻
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
今回読んだのは、冬目景さんの「百木田家の古書暮らし」3・4巻 集英社です!
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・あらすじ
神保町 亡き祖父の書店「魁星書房」を継いだ百木田三姉妹。書庫に古くからある普世久講の画集は、実は父の亡き兄(百木田久志)と聞かされる。
普世の画集は発行部数が非常に少なく、知る人ぞ知る作品集として、海外のコレクターも少なくない。ある日とある依頼人より、その本の交換を条件に査定依頼を受ける。
祖父の思い入れのある画集は売ることができず、改めて美品を探す百木田二実。突如書店裏手にあるモグラ書店の店主(もとい二実の初恋の相手)梓沢和本より、正真正銘 普世久講の画集を受け取る。
その条件として持ち出されたのは、魁星書房の書庫に入ること。話を聞くと、どうやら普世が生前書いていた”日記”を探しているという。
だが書庫をくまなく探すも日記は出てこず。ようやく見つけたのは、かつて魁星書房で番頭をしていた小簿方の書庫。
そもそも"赤の他人"であるはずの梓沢が、なぜ普世の画集を持っていたことも疑問ではあるが、早速日記を読んでみると、梓沢の母と普世にはつながりがあるらしく…。
一方、長女 百木田一果は、憧れの先輩が最近彼女と不仲と聞いて右往左往。三女 百木田三稔は、同級生のマナへの叶わぬ恋に、そして将来の進路について悩む日々(?)。
夏の神田明神のお祭りに、10月は神保町の古本まつり。季節も恋愛模様も移り変わる百木田家。果たして三姉妹の想いはどこへ向かうのか。
先月4巻目が発売されたのを、ようやくアニメイトへ買いに行き(ポイント還元率が良いのよ)、ゆっくりと紐解いていた次第。
物語の舞台が神保町なだけあって、読むたびにあ〜ここ行ったことあるわ、多分あそこの中華料理屋だろうかと、思い馳せる。古本まつりのシーンの、そうそうこれくらいの服装だよな感が半端ない。
古本屋さんの話ではあるが、ストーリーの大本は三姉妹の恋愛模様。一人ひとり違った恋愛事情で悩むし、当然読み進めるほどもつれていく。人に歴史あり、というべきか。
ただまぁ恋愛に関して言えば私が語れることなど一切ない。まぁ少しづつ梓沢に心を開いていく(わだかまりがなくなったというべきか)二実に、やっぱ恋愛ってええわな、潤いって大事だなと、しんみりと思う。
好きな色が似合うとは限らないでしょ。物が人を選ぶことだってあるのよ。
2024年の春(5巻発売予定日)が待ち遠しいわ。それではまた次回!
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