【世界の駅めぐり#03】 有名大学の最寄駅/オックスフォード駅(イギリス)
こんにちは。交通技術ライターの川辺謙一です。
今回は、「有名大学の最寄駅」として、イギリスにあるオックスフォード駅をご紹介します。イギリス最古の大学の街であるオックスフォードの玄関口です。
■なぜこの駅に来たのか
なぜ私がオックスフォード駅に行ったのか。その理由は単純で、私の大学時代の先輩がオックスフォード大学に短期留学したので、遊びに行ったからです。先輩に会うだけでなく、オックスフォード大学の中を見学させてもらうのが目的でした。この話については、別途noteでくわしく書くつもりです。
最初に断っておきますが、ロンドンからオックスフォードまでは約90km離れており、バスで移動するのが一般的です。鉄道よりもバスのほうが運賃が安く、運転本数が多くて便利だからです。
↓ロンドン〜オックスフォード間を走るバス。昼間でも15分間隔で運転。
私は、そのことを知っていましたが、あえて鉄道を選びました。それは職業柄、鉄道のほうを知っておきたかったからです。
■学園都市に隣接
オックスフォード駅は、名門・オックスフォード駅の最寄駅です。ロンドンにあるターミナル駅(パディントン駅)からの所要時間は、普通列車で約1時間です。非電化路線を走るため、全列車がディーゼル列車(気動車または機関車+客車)です。
この駅は、プラットホームが4面ある、中規模の駅です。
学園都市は駅の東側にあるので、改札口も東側にあります。
駅舎の見た目は一般的で、とくに学園都市をイメージしたものではありませんでした。ちょっと期待しすぎましたかね。
私がロンドンから乗ったオックスフォード行きの普通列車(パディントン午前10時発)は、3両編成で車内は空席だらけのガラガラ状態。どうもバスに旅客を奪われてしまったようです。
ただ、列車の旅は快適でした。車内が空いていただけでなく、広大な田園の風景を楽しめたからです。また、途中駅では、保存鉄道を走る蒸気機関車を見ることもできました。
便利さではバスにはかないませんが、たまには列車で移動するのもいいかもしれませんよ。
(取材・撮影:2006年6月)