見出し画像

【世界の駅めぐり#02】映画と深い縁がある駅/グランドセントラル駅(アメリカ・ニューヨーク)

今回は、「映画と深い縁がある駅」として、ニューヨークにあるグランドセントラル駅をご紹介します。

現在の駅舎は3代目(1913年完成)。豪華な装飾が施されており、アメリカの鉄道を代表する歴史的建造物となっています。


■グランドセントラル駅の概要

グランドセントラル駅は、ニューヨークにある世界最大級の規模を誇る駅です。マンハッタンの中心に位置し、ニューヨークの中心とされるタイムズスクエアとは地下鉄1駅間で結ばれています。

この駅は、日本の東京駅とも深い関係があります。2013年に現在の駅舎が100周年を迎えたときに、東京駅と「姉妹駅」提携を結びました。

また、この駅は、映画と深い縁があります。たとえば豪華な装飾が施されたメインコンコースは、まるで映画のセットのようですが、じつは繰り返し映画の舞台になった場所でもあるのです。

それでは、グランドセントラル駅を地下鉄の連絡通路からご案内しましょう。

■地下鉄への連絡通路

タイムズスクエアから地下鉄S線に乗って「グランドセントラル-42丁目駅」で下車し、地下通路を歩くと、レトロな雰囲気の出入口に到着します。そのドアの窓ガラスには、グランドセントラル駅の正式名称(グランドセントラルターミナル:Grand Central Terminal)の頭文字(GCT)をデザインしたロゴが描かれています。

画像1
「GCT」をデザインしたロゴ
画像2
地下鉄(SUBWAY)のりばに続く通路

■メインコンコース

出入口から駅舎に入り、さらに通路を歩くと、メインコンコースに到着します。

画像6
メインコンコース

見上げると、天井に星座が描かれているのがわかります。

画像7
メインコンコースの天井

中央にある時計も有名ですね。

画像8
メインコンコースの時計
画像9
時計の下にはモニターがあり、時刻表が表示されています

きっぷ売り場も絵になります。

画像12
メインコンコースのきっぷ売り場

プラットホームに続く出入口。

画像10
102A,103Aのりばの出入口

プラットホームはすべて地下にあります。

画像11
地下のホーム。行き止まり式。

■ダイニングコンコース

メインコンコースの真下は、飲食店街(ダイニングコンコース)となっており、有名なオイスターバーもここにあります。ちなみにこのオイスターバーの2号店は、東京のJR品川駅にあります。

画像3
ダイニングコンコースの出入口
画像4
ダイニングコンコースの看板
画像5
地下にあるダイニングコンコース

■映画との関係

先ほど紹介したように、この駅は映画と深い縁があり、映画の舞台としてたびたび使われてきました。実際にメインコンコースに行って周囲を見渡すと、どこを切り取っても絵になる場所であることがわかり、映画に使われた理由がよくわかりますよ。

グランドセントラル駅・公式ガイド(日本語)


いいなと思ったら応援しよう!

川辺謙一@交通技術ライター
よろしければ、サポートをお願いします。みなさんに楽しんでもらえるような記事づくりに活かさせていただきます。