見出し画像

羽田空港T3の冬季イルミネーションが5年ぶりに復活

この記事は、羽田空港の第3旅客ターミナルビル(T3・以下、第3ターミナル)で5年ぶりに実施された冬季イルミネーションを紹介したものです。季節で変わっていた過去の装飾の写真もふくめてお楽しみください。


■ 「日本」がわかる第3ターミナル

私は、個人的に羽田空港の第3ターミナルが好きです。

理由は単純で、成田空港と同様に、海外に近い場所だからです。

ここはもともと国際線ターミナルと呼ばれており、コロナ禍前まで季節ごとに「日本らしい」装飾が行われていました。つまり、海外から見た「日本」がわかる場所だったのです。

第3ターミナルの装飾は、海外の人から見ると面白いようです。私がその装飾を撮影して、英語で運用しているInstagramのアカウントにアップしたところ、海外の人から多くの反応がありました。

このため、私は季節が変わるたびに第3ターミナルを訪れ、撮影した装飾の写真をInstagramにアップしていました。

お正月ならではの装飾(2018年1月3日撮影)
床面に映し出された「葉」のシルエット(2018年1月3日撮影)
あじさいを使ったオブジェ(2018年6月2日撮影)

■ コロナ禍で中止になった装飾やイルミネーション

ところが、コロナ禍を機に、第3ターミナルから「日本らしい」装飾が消えました。

また、冬季に行われていたイルミネーションも実施されなくなりました。

言うまでもなく、利用者数が急減したからです。

第3ターミナルは、国際線だけを扱うターミナルであるゆえに、出入国が制限されると人影が消え、寂しい場所になってしまいました。

人影や装飾、イルミネーションが消えた第3ターミナル(2022年2月22日撮影)

■ 帰ってきた装飾と冬季イルミネーション

先日、久しぶりに第3ターミナルに行ったら、にぎわいがもどり、装飾と冬のイルミネーションが復活していました。

かつて当たり前だった日常風景が、ようやく戻って来た。そのことがうれしくて、思わずたくさん写真を撮ってきました。

大田区商店街ナビの記事によると、このイルミネーションは「羽田 SKY illumination」と呼ばれるもの。実施は2024年12月16日(月)から2025年3月14日(金)まで。クリスマスツリーは12月25日までとのことです。

「竹」にLEDをつけた装飾(2024年12月21日撮影)
屋根をカラフルに染める照明(2024年12月21日撮影)
屋根に映し出された「竹の葉?」のシルエット(2024年12月21日撮影)
クリスマスツリーも復活(2024年12月21日撮影)
にぎわう江戸小路(2024年12月21日撮影)
ステージに置かれた「風神雷神図」…のレプリカかな?(2024年12月21日)

第3ターミナルは、東京都心からもアクセスしやすい場所にあります。リムジンバスなどのバスが直接乗り入れているだけでなく、電車(東京モノレール・京急)の駅とも直結しています。

ここは空港の施設ですが、大型商業施設でもあります。空港が見渡せる展望デッキだけでなく、多くのショップやレストランがあるので、歩き回るだけでも楽しめます。

コロナ禍前は、クリスマスが終わったら、装飾がお正月モードになっていました。おそらく今月も、同じような変化が見られるでしょう。

ぜひ、クリスマスや年末年始に、第3ターミナルに行ってみてはいかがでしょうか?

いいなと思ったら応援しよう!

川辺謙一@交通技術ライター
よろしければ、サポートをお願いします。みなさんに楽しんでもらえるような記事づくりに活かさせていただきます。

この記事が参加している募集