見出し画像

銀座駅の「天井」

この記事は、東京メトロ銀座駅の「天井」についてまとめたものです。いつもとちがう角度で駅を見た記事としてお楽しみいただけたら幸いです。


■ 地下鉄3路線が乗り入れる駅

銀座駅は、地下鉄3路線(銀座線・丸ノ内線・日比谷線)が乗り入れる駅です。銀座線と日比谷線は銀座四丁目交差点、丸ノ内線と日比谷線は数寄屋橋交差点の下で立体交差しています。

銀座駅は、近年印象が大きく変わりました。2020年にリニューアル工事が完成し、天井や壁面を覆う化粧板が新しくなったからです。

そこで今回は、「天井」に注目して、銀座駅を眺めてみましょう。

↓銀座駅の地図。右下が銀座四丁目交差点、左上が数寄屋橋交差点

■ 銀座四丁目交差点下

まず、銀座四丁目交差点の下から見ていきましょう。

銀座四丁目交差点は、中央通りと晴海通りが交わる交差点で、いわば銀座の中心。テレビで銀座が紹介されるときは、たいていこの付近の映像が流れます。

この交差点の真下には、銀座線のホームとつながった改札階があります。ここが銀座線のりばであることを示すために、柱がラインカラーのオレンジ色(黄色にも見えますが)の光で照らされています。

銀座線ホームに続く改札階

この改札階の天井には、銀座四丁目交差点の様子をデザインした部分があります。よく見ると、この交差点の四つの角にあるビルが描かれています。

銀座四丁目交差点の様子をデザインした天井

■ 数寄屋橋交差点下

次に、少し西に行って、数寄屋橋交差点の下を見てみましょう。

この交差点の真下にある丸ノ内線のホームの天井は、一般的な平らなものです。ただし、天井近くの柱が赤色(丸ノ内線のラインカラー)の光で照らされています。

丸ノ内線のホーム階

ホーム階の上にある改札階では、天井に三角形の凹みがあります。改札の外側にある通路では、凹みに白い光を放つ照明が埋め込まれています。なかなか斬新なデザインですね。

数寄屋橋交差点下の改札階
数寄屋橋交差点下の改札階

なお、数寄屋橋交差点に面した東急プラザ銀座には、銀座駅の改札階と直結する地下通路があります。ここでも天井に三角形の模様がありますが、銀座駅構内よりもやや複雑な模様になっています。

東急プラザ銀座の地下通路

ぜひ、今度銀座駅に行ったときは、天井を眺めてはいかがでしょうか。場所によって細かい工夫がされているので、見ると楽しいですよ。


いいなと思ったら応援しよう!

川辺謙一@交通技術ライター
よろしければ、サポートをお願いします。みなさんに楽しんでもらえるような記事づくりに活かさせていただきます。