・文学効能事典から「現状に満足できないとき」で紹介されていたので読んだ。「オッケーグーグル、元気になれる本を教えて」みたいなやつ! ひゃー恥ずかしい!
あ、ちなみに効能についてはよくわかりませんでした!
・名前だけ知ってた、スタインベックを初めて読んだ。このへんはもう恥ずかしくないんだ! 開き直ってるからな!
・第十二章まで読んで、作家ジョシュ・ビリングズの死体処理の話はいったいなんなんだろう……? と不思議に思う。ただ、それはそうなのだ、みたいな話。
思い返すとプロローグで、こんなふうに書かれていた。
解説曰く、「非目的論的思考」とのことで、物語の因果律を絶対視することを排して書かれているらしい。ふーむなるほど。
すっごい雑な印象論だけど、なんとなく記憶に残るエピソードのある小説がこういう書きかただったりする? 『ライ麦畑でつかまえて』の世界中の卑猥なラクガキとか、『風の歌を聴け』のじゃかいもの皮むきとか。
大筋としてはマックたちと先生、パーティの話が中心だけど、さっきも書いたようになんかよくわからないエピソードがたくさん出てくる。妙な感じがするので羅列してみよう。
こう見ると、繰り返しねずみが出てくるなあ。
そういえばメインの話に絡んで犬も何度か出てくる。犬たちは毎回人間に助けられている。猫は人間とつかず離れずで好きにしている。ねずみは相手にされていない?
あとは、捨(棄)てられたものがやたら出てくるのかな。
このへんはうまくなにかをアレすると一席ぶてそうだけど、よくわからない。引っかかるところはある。
・解説でいうと、自然/文明の対比はよくわからなかった。ノスタルジー的な雰囲気はどことなくわからなくもないけど……。
もう単に悲しくなってくる。うまくやれない。
これは……文明の象徴であるパーティを開きたいが最初はうまくいかない、みたいなことなのかなあ……単純化しすぎか!
・スタインベック、『ハツカネズミと人間』も読んでみようと思ってるので、そちらもいずれそのうちに! あれ、これもネズミか……。