社会課題と向き合うキャンペーン
いつもどおりスーパーでレジに並んでいるとこんなバナーがありました。
何かのキャンペーンかな?SNSに投稿しよう!とかガン治療研究とか書いてあるけど、なんだろう?ちょっと気になるなと思って、とりあえずパシャっと撮りました。
何か当たるのではなく、寄付を贈るキャンペーン
デスクに戻ってから、さっきのキャンペーンはなんだったかなと思って検索したところ、
「deleteC」というNPO法人が行っているソーシャルアクションキャンペーンということが判りました。
とても単純に説明すると、SNSに自分が(Cを消す)画像投稿を行うと100円、キャンペーンにしている企業や団体の投稿にリアクションすると10円が寄付されることになり、その集まったお金が、がん治療研究に寄付されるというキャンペーンです。
(Cを消す)というには、ガン=CancerのCを消すことで、ガン撲滅という意味のようですね。
サントリー(CCレモンがある)やコクヨ(Campusノートがある)など、Cがつく商品を持つ企業が参加しています。そして、すごいなと思ったのは、これです。一回の投稿で500円の寄付ができる自販機です。自販機で買って、投稿するのは自分自身ですが、500円の寄付はなかなかインパクトがあります。
昨年度のdeleteC大作戦には12,593,440円(約1260万円ですね。)があつまったとのこと。
一見、判りにくいキャンペーンですが毎年回数を重ねて、判る人、参加する人を増やしてゆくのかなと思いました。
もっとこうなったらいいのになぁ。
参加することにもっとフィードバックがあればいいのになぁと考えます。寄付しておわり。ではなく、そこから関係性が生まれて、こんな研究が進んだ、こういう審査をしているよ、といったプロセスの共有ができると、寄付のやりがいが生まれるのではないでしょうか。
いままでの
〈売り場で知る→買って→送って→当たる〉とは違う、
〈売り場で知る→SNSリアクション→寄付〉というキャンペーンはもっと増えると思います。
社会課題はたくさんあり、増える一方なので。
編集猫 KAURU memo
バターや牛乳の値段は上がる一方なのに酪農家の苦境がニュースになっていることや、こども食堂が増えてしまっていることも社会課題ニャね。
買うことが社会課題の解消、解決に繋がるコミュニケーション=売れるをもっと創りたいニャ。