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公式在庫切れのビルケンシュトックのサンダルを「モノタロウ」で購入した話


ついに、壊れてしまったサンダル

修理の限界を超えてしまいました

見てください。私が10年くらい愛用していたビルケンシュトックのギゼ(モデル名)が、壊れました。
何度か、接着剤を充填したりして延命を図ってきたのですが、ここまで来るともう歩けません。
いままでありがとう。

買い替えしなきゃと思うわけです。
まず、思いつくのはamazonです。検索してみました。

amazonの検索結果画面より

値段が滅茶苦茶です。1万円前後(以前は、もっと安かった気もします。)の商品が9万円とかになっている。どうも公式ではなく、在庫をもつ業者が販売しているようでした。しかもサイズや色で検索すると、在庫はないようです。

やっぱり、公式だよ。と思いながら、、、、サイトを見ると、、

在庫がない。

公式だし、数日したら入荷するかなぁと思っていたら、

在庫がない。
ずっとない。

困ったなぁと思って、サポートから入荷時期の目処をメールで聞いてみることにしました。
メールを出したその日のうちに返信がありました。
こんなに早く返信が来るなんて、すごいなと思ったのですが、、

入荷予定は未定とのこと。
欲しくても買えない、どうしよう。

出張先で・・・

名古屋に用事があって、ふと思いついて”ビルケンシュトック 名古屋”で検索したところ、駅直結の名古屋タカシマヤと表示が出た。お店に行けばきっと、、、

と向かったところ、閉店してました。(検索結果から消してほしい)

このあと名古屋に栄3丁目のお店にも立ち寄れたのですが、「うちはセレクトショップなんで、ここにあるだけです。(ギゼはありません。)」とのこと。

たまたま、名古屋のあとに京都にも行くことになったので、意地になって検索して、河原町の藤井大丸(百貨店の大丸とは無関係とのこと)にあるお店に行ったところ、「うちは直営じゃなくて、フランチャイズなんで、ここにあるだけです。(ギゼはありません。)」とのこと。

見えない神の手に翻弄されている気分になってきました。

もう日本に、ギゼの40はないのか・・・

八方塞がりの中、思いつき検索の果てに

ちょっと落胆して、さすがに、もう打つ手がないなぁと思っていて、仕事の合間にグーグル検索したところ、モノタロウに在庫がありました。

こんな感じの検索結果の中に、たまたまあったのです。


ここにモノタロウはありませんが、その時はありました

でも、モノタロウですよ。
なんというか置き場というか売り場が違う気がするわけです。

現場を支えるネットストアがコンセプトのモノタロウ

届いたよ。

数日で届きました。

このキャラはモノタロウ侍という名前で、全社で推しているようです

今回の購買プロセスを振り返ると、
・amazonでは不安(公式ではない感じ)。

・公式サイトでは在庫なしで、入荷も未定。

・リアル店舗には在庫なし。(会話から在庫管理システムが一本化されていないと感じる)

・思いつき検索で、モノタロウに在庫があることを知る。

・モノタロウで買う。(しかも初回特典で1,000円off、送料無料。)

ギゼのブルーを入手できました

中身も本物(当たり前だけどうれしい。)
これで、ご近所の外出時に靴下を履かずに気軽に出かけることができます。

在庫管理もブランディング

生産拠点と管理システムが海外にある企業ブランドに多いパターンなのですが、在庫管理を日本側でコントロールできないケースが少なくありません。これはブランディング的にはチャンスロスになっています。逆に在庫管理を見直すことができるとロスをチャンスにできるので、プラスの効果が見込めます。

今回、問い合わせメールに数時間で返信があったことはすごいなぁと思いましたし好感が持てました。理想的には、いついつ入荷予定ですと返信で判れば数週間くらいは待てたので、公式サイトで買っていたと思います。

そして、今回の買い物経験では、モノタロウの凄さをはじめて知りました。

※記載の情報は執筆当時(2023年9月)のものです


編集猫 KAURU memo

ブランディング、ブランドをつくるというと、お店やパッケージ、店舗デザインやウェブサイトなど、わかりやすくて、キラキラした要素に注目が集まりますがお客様視点に立つと、在庫管理や生産工程の管理(人権視点も含め)、人事面の教育といったバックヤードの方が重要かつ投資効果が高いことがあります。ニャ。(まじめな話をしてニャって言い忘れそうだった。ニャ。)


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