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なぜ学校を休んだほうがいいのか

学校を休んだほうがいい理由

お子さんが「学校に行きたくない」と言ったり、頭が痛いお腹が痛いと
体の不調を訴えている場合。
親にとってはその日初めて子どもの訴えを聞きます。

でも、お子さんにとってはそれよりもずっと前から
もやもやと「学校やだなあ」「学校行きたくないなあ」と感じています。
だけど私たち保護者が「学校に行くのは当たり前」と思っているのと同様
お子さんも「学校に行かなきゃ」と思っているので、
ずっと頑張っています。

がんばっているけれど、もやもやというのはきちんと感じ切らないと消えることはないので少しづつモヤモヤは蓄積されていきます。そして、そのきっかけは様々ですが学校に行けない事態になります。

溜まりに溜まった疲れ、心の傷を癒すためにきちんと休んだほうがいいんです。
うつ病の人に「頑張れ」と言ってはいけない。というのは
ほとんどの人が知っていることですが、それはうつ病になった人はそうなるまでに
頑張っていたということ。そこに「頑張れ」は追い討ちをかけるようなもの。

心が傷ついて学校に行くことができない状態のお子さんも
それまでにたくさん頑張ってきた。
心のエネルギーを使い果たしてしまった状態だからしばらく休んで心のエネルギーを貯めていきます。
お腹が痛い。頭が痛い。というのも体からの大事なサインなんですよね。

これは心のエネルギー回復にはなりません

それは、家の中にいてきちんとした生活習慣でいることを要求する。
ゲームをしないこと、ネットを見ないこと、勉強することを要求する。
オンラインで学校の授業を受ける。

これらはエネルギーを使い切ってしまった、
回復を必要としているお子さんにとっては、さらに「頑張れ」
と言っているようなもので心が休まることがありません。
親からの不安な眼差しも、「どうして、行けないの?」
「明日はどうするの?」「学校に行かないんだったら勉強してね」
という言葉もお子さんに追い討ちをかけます。

お子さんには、何も考えなくていい、ぼーっとしていてもいい。
寝ていたいなら寝ていていい。

お子さんが求めていることを許す覚悟が親御さんには必要です。
永遠に自堕落な生活が続くわけではありません。
この先の未来をよりよくするためにも、今は休ませることが勉強することよりも
最優先です。

お子さんが学校を休んで家にいる時、きちんと心が休まっているかに
重点をおいてくださいね。
勉強ができてなくても、朝起きれなくても、ゲーム三昧でも
心が休めている状態ならOKです^^

不登校から脱出カウンセラー・萩野和美






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