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1994年9月 ブーメラン的なパリ日記3

【まとめ】大物に挑戦、ということで終日ルーヴル美術館へ。端から端まで歩き回り、かなり疲れる。
夜はちょっと(私たち的には)豪勢にFouchonにて買い物、食事をば。

9月23日(金) 晴? 少し寒い
7:00 起きる。
ホテルからみる景色。

映画に出て来そうな裏通り

今日はとにかくルーヴル詣でということで、他にほとんど行先を決めずに出かける。

撮ってから気づいたカメラ目線のいい男

地下鉄で直行。上がってまず目に入るのがガラスのピラミッド。人がものすごく多い。頑張って中に入る。

まずは一番感動したのがサモトラケのニケ像。こんなに重い石が、軽々と飛ぶところしか想像できないくらいの飛翔感。

あと、びっくりしたのがモナ・リザ。他の絵画は案外直にみられるのに、コイツはガラスケースに入れられていた。周囲も人垣がすごい。カメラのフラッシュも。週刊誌のゴシップに載る人を見ているくらいかなり、ひしめいている。
そして真ん中でモナ・リザが涼しく「ばかねえ」みたいに微笑んでいる。
思ったより小さな絵でそこもびっくりだった。

心臓やぶりの?果てしなき通路にて休憩

ルーヴルには名画が多いに決まってる、とのことで、とりあえず我々の干渉基準は、「好きかどうか」と「お土産に持って帰りたいかどうか(いやどれも無理だけど)」でした(ふたりともやっぱり油絵が好きなのでどうしても絵画を中心に観て歩いた)。
Nが両方の条件を満たしている、と豪語したのはシャルダンの静物画。

「いえ、持って帰れますので包んでください」
「じゃあ、わたしもこの小さい方を」

meのお気に入りはフランドル絵画かなあ。
担げればニケでもいいんだけど。カバンに入らないし。
そんなこんなで館内を歩きまくり、ああでもないこうでもない、と言いまくってすっごく疲れて外に出る。

マティスの絵みたいな信号機。

すすめマティス!
とまれマティス!

Fouchonでお土産を買おう、と行ったら豪華なウィンドウにうっとり、せっかくなのでここで食べようか、と入る。

何を食べたか記憶にないのだが、色も香りも味もうっとりしまくっていたとは思う。そしてデザートに勧められたフランボワーズのカスタード的クリーム浸しがまた、美味しかった。お値段びっくりふたりで300フラン。自分たちの食事基準では(酒なしでは)高価な方だったような。

Nのお仕事柄の興味でHabitatにも寄った、かも。写真や記憶がなくてごめん。

22:30くらいにホテルに戻る。歩き過ぎてクタクタ。風呂があってありがたや。

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