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【交流戦開幕】最下位からの巻き返しに向けてパ・リーグ6球団の現状を確認する!
こんにちは!かったーです!
5月24日から『日本生命セ・パ交流戦2022』が開幕します。
対戦相手がガラリと変わる影響で調子の良かったチームが沈んでしまったり、苦しんでいたチームが浮上したりと大きく勢力図が変わり得る非常に重要な期間です。
そこで今回はパ・リーグ6球団の開幕してから現在までのチーム成績をまとめていきたいと思います。
私が応援している阪神タイガースは現状47試合を消化して17勝29敗1分で首位と10.5ゲーム差の最下位に沈んでいます。
「上位とのゲーム差を縮めるために、流れを大きく変えるために」この交流戦の重要度は他球団と比べても大きいと思っています。
そんな交流戦に向けて対戦相手のことを少しでも知った状態で観戦できることを目標にこのnoteを書いていきます。
一阪神ファンの感想だと思って温かい目で見守っていただけると幸いです。
それではいってみましょう。
パ・リーグ順位表(5月22日終了時点)
①楽:42試合 26勝15敗1分 .634 -
②ソ:43試合 25勝17敗1分 .595 1.5
③オ:46試合 22勝24敗0分 .478 5.0
④西:45試合 21勝23敗1分 .477 0.0
⑤ロ:45試合 19勝25敗1分 .432 2.0
⑥日:45試合 18勝27敗0分 .400 1.5
楽天・ソフトバンクの2強、それを追いかけるオリックス・西武、少し離れてロッテ・日本ハムという感じでしょうか。
個人的にはロッテが想定よりも沈んでしまっていますが、その他に関してはおおよそ予想通りな印象です。
5月に入って楽天の勢いが収まり、日本ハムの勢いが加速したので、パ・リーグ全体のゲーム差が縮まっています。
毎試合順位表を確認していないセ・リーグファンにとってはイメージよりも首位と最下位の差が開いていないように感じます。
交流戦次第ではここがさらに縮まり、リーグ戦再開後に日本ハムがダークホース的な存在になっているかもしれません。
5/24〜5/26 vs楽天(甲子園)
打撃成績
打率:.239(2位)
得点:158(2位)
本塁打:28(2位タイ)
犠打:26(4位)
盗塁:37(2位)
失策:7(1位)
出塁率:.327(2位)
長打率:.348(3位)
OPS:.675(2位)
IsoD:.088(1位)
IsoP:.109(3位)
打者成績チーム内1位
打率:島内宏明(.300)
本塁打:西川遥輝,浅村栄斗(6本)
打点:浅村栄斗(28打点)
安打:島内宏明(48安打)
盗塁:西川遥輝(10盗塁)
出塁能力の高さと機動力が武器になっていて西川遥輝選手の加入が非常に大きかったことが伺えます。
浅村栄斗選手・島内宏明選手をクリーンアップに据えた打線は強力で新外国人マルモレホス選手も良い味を出しています。
5月に入って西川選手・浅村選手が不振に陥り、チーム状況が悪化していますが対戦する側からすると怖い存在であることに変わりありません。
(5月西川遥輝:打率.176 OPS.588 5月浅村栄斗:打率.181 OPS.567)
また先日1番に入った辰己涼介選手が5月好調で要注意人物の1人になりそうです。
(5月辰己涼介:打率.349(63-22) 出塁率.431 長打率.397 OPS.827)
出塁能力の高さを活かして塁を賑わせ、機動力を用いて相手投手を揺さぶる嫌らしいチームという印象です。
阪神バッテリーには相手のペースに飲み込まれないよう注意していただきたいです。
投手成績
防御率:2.66(2位)
先発防御率:2.87(2位)
救援防御率:2.24(2位)
完投:2(2位タイ)
WHIP:1.09(1位)
QS率:64.3%(2位)
HQS率:35.7%(1位)
被打率:.233(3位)
K/BB:3.30(1位)
K/9:7.12(4位)
BB/9:2.16(1位)
投手成績チーム内1位
防御率:田中将大(1.89)
勝利:田中将大,岸孝之(4勝)
奪三振:田中将大(46奪三振)
セーブ:松井裕樹(11セーブ)
ホールド:安樂智大(8ホールド)
リーグ内で上位の投手陣が揃っている印象です。
日本球界復帰2年目の田中将大選手を筆頭に岸孝之選手・早川隆久選手・瀧中瞭太選手・涌井秀章選手・則本昂大選手らが先発投手として活躍しています。
阪神戦では田中選手が登板予定で昨年ホームランを打たれた佐藤輝明選手・大山悠輔選手へのリベンジに燃えているはずです。
チーム成績から四球をあまり出さないことが分かるので、阪神打線は打って攻略していく必要があります。
積極的に手を出して得意の機動力で揺さぶっていってもらいたいですね。
また甲子園球場で投手力に自信があるチーム同士の対戦なのでロースコアな展開が予想されます。
ワンチャンスを物にする取りこぼしのない攻撃を期待しています。
5/27〜5/29 vsロッテ(ZOZO)
打撃成績
打率:.215(6位)
得点:136(4位)
本塁打:21(5位)
犠打:34(2位)
盗塁:46(1位)
失策:26(4位)
出塁率:.284(4位)
長打率:.299(5位タイ)
OPS:.582(6位)
IsoD:.069(4位)
IsoP:.084(5位)
打者成績チーム内1位
打率:髙部瑛斗(.276)
本塁打:レアード(6本)
打点:レアード(21打点)
安打:髙部瑛斗(51安打)
盗塁:髙部瑛斗(13盗塁)
長打力不足の影響で得点力が課題となっています。
レアード選手・マーティン選手依存の傾向が強かったチームで2人揃って低調な成績に沈んでいるので、「そりゃそうなるよなあ」というのが素直な感想です。
それでも先週だけで3本の本塁打を放っているマーティン選手には要注意で、ここが機能し始めると持ち前の機動力と合わせて一気に得点力が上がってくるでしょう。
髙部瑛斗選手・中村奨吾選手を出来るだけ塁に出さずにマーティン選手の打席を迎えられるようにしたいですね。
投手成績
防御率:2.80(3位)
先発防御率:2.29(1位)
救援防御率:3.91(6位)
完投:1(4位)
WHIP:1.20(4位)
QS率:71.1%(1位)
HQS率:33.3%(3位)
被打率:.235(4位)
K/BB:2.58(3位)
K/9:7.63(3位)
BB/9:2.96(4位)
投手成績チーム内1位
防御率:佐々木朗希(1.47)
勝利:佐々木朗希(5勝)
奪三振:佐々木朗希(87奪三振)
セーブ:益田直也(8セーブ)
ホールド:東條大樹(8ホールド)
リーグナンバーワンの先発陣、その中でも佐々木朗希選手との対戦は非常に楽しみです。
(ローテ通りなら5月27日金曜日に登板予定)
得点力不足で苦しんでいる現状の阪神が佐々木朗希選手から得点を奪っていく姿は想像しにくいですが、佐藤輝明選手との対戦は勝敗関係なくワクワクできそうです。
なんとか球数を使わせて6回あたりで降板させることができれば万歳といったところでしょうか。
救援陣の方でバタバタしている印象なので、そこを突いてワンチャンスを物にして勝ちを拾ってもらいたいです。
5/31〜6/2 vs西武(甲子園)
打撃成績
打率:.223(4位)
得点:134(5位)
本塁打:28(2位タイ)
犠打:22(6位)
盗塁:17(6位)
失策:34(6位)
出塁率:.281(5位)
長打率:.340(4位)
OPS:.621(4位)
IsoD:.058(5位)
IsoP:.117(2位)
打者成績チーム内1位
打率:オグレディ(.262)
本塁打:山川穂高(14本)
打点:山川穂高(32打点)
安打:山川穂高(36安打)
盗塁:金子侑司,源田壮亮,外崎修汰,愛斗(3盗塁)
西武打線で要注意は山川穂高選手です。
一時期よりは落ち着いたとはいえ、コンスタントに結果を残し続けているようです。
これまでの戦いぶりは”山川選手依存”が強かったものの、交流戦からは離脱していた森友哉選手・オグレディ選手・呉念庭選手が合流するので厚みのある打線を形成することができそうです。
また最近売り出し中の高卒ルーキー滝澤夏央選手にも注目です。
聖地甲子園で躍動する姿を見るのが非常に楽しみです。
投手成績
防御率:2.48(1位)
先発防御率:2.95(4位)
救援防御率:1.64(1位)
完投:0(5位タイ)
WHIP:1.16(3位)
QS率:53.3%(3位)
HQS率:22.2%(5位タイ)
被打率:.219(2位)
K/BB:2.07(6位)
K/9:6.98(6位)
BB/9:3.36(6位)
投手成績チーム内1位
防御率:髙橋光成(2.24)
勝利:髙橋光成(4勝)
奪三振:隅田知一郎(43奪三振)
セーブ:増田達至(10セーブ)
ホールド:平良海馬(13ホールド)
「打のチーム」の印象が強い西武ですが、今年は完全に「投手力のチーム」と呼ぶべきでしょう。
特に救援陣の活躍が凄まじく12球団で唯一救援防御率が1点台と安定感抜群です。
抑えの増田達至選手を筆頭に平良海馬選手・森脇亮介選手・宮川哲選手・本田圭佑選手・水上由伸選手ら好成績を残している中継ぎ投手が沢山存在します。
接戦に持ち込まれると競り負ける可能性が高いので、先発投手をしっかりと攻略できるかどうかに注目です。
6/3〜6/5 vs日本ハム(甲子園)
打撃成績
打率:.233(3位)
得点:148(3位)
本塁打:38(1位)
犠打:24(5位)
盗塁:34(3位)
失策:22(3位)
出塁率:.279(6位)
長打率:.368(2位)
OPS:.647(3位)
IsoD:.046(6位)
IsoP:.135(1位)
打者成績チーム内1位
打率:松本剛(.366)
本塁打:アルカンタラ,万波中正(7本)
打点:石井一成(21打点)
安打:松本剛(52安打)
盗塁:松本剛(14盗塁)
広い札幌ドームを本拠地にしながら長打関連の数字は軒並み上位で長打力が武器のチームと言って問題ないと思います。
潜在能力を秘めた若い選手にガンガンいく姿勢を植え付け、それが”長打力”という形で表れているというところでしょうか。
清宮幸太郎選手・今川優馬選手・万波中正選手のような低打率ながらにロマン溢れる一撃を放てる選手もいれば、松本剛選手・野村祐希選手のような好成績を残せている選手もいて、ネームバリュー以上に怖い打線が組めている印象です。
阪神とは週末の甲子園で戦うことになるので、新庄ビックボスが何かサプライズを計画しているかもしれません。
怖いもの知らずでガンガンくるところに日本ハムの不気味さがあるので、何気にパ・リーグ6球団の中で1番対戦しにくい相手かもしれません。
ガンガンいくことの裏返しとして出塁能力がかなり低いことが挙げられます。
ここが大きな弱点なので、勢いに飲まれずに打線を分断することができれば完全に抑え込むことができるかもしれません。
阪神投手陣のペースに持って行けるようにバッテリーで工夫してもらいたいですね。
投手成績
防御率:3.60(6位)
先発防御率:3.79(6位)
救援防御率:3.30(5位)
完投:2(2位タイ)
WHIP:1.23(6位)
QS率:37.8%(6位)
HQS率:22.2%(5位タイ)
被打率:.243(5位)
K/BB:2.47(4位)
K/9:7.04(5位)
BB/9:2.85(4位)
投手成績チーム内1位
防御率:加藤貴之(2.59)
勝利:伊藤大海(5勝)
奪三振:上沢直之(47奪三振)
セーブ:北山亘基(5セーブ)
ホールド:堀瑞輝(7ホールド)
開幕前の予想とは裏腹に投手陣は思っていたよりも苦戦している印象です。
とはいえ残している数字を見るとそれほど悪い数字ではありませんが、いかんせんパ・リーグの”投高打低”が顕著すぎるので、悪く見えてしまいます。
加藤貴之選手・伊藤大海選手・上沢直之選手の3枚は確定で5月に入ってから生田目翼選手・杉浦稔大選手・金子千尋選手の3人を先発として起用しています。
交流戦前のローテを確認すると少なくとも伊藤大海選手・上沢直之選手のどちらか、もしくはその両方が週末に登板しているので、阪神戦にくる可能性が高いです。
パ・リーグを代表する右の本格派投手を阪神打線が攻略できるかどうかが楽しみです。
6/7〜6/9 vsソフトバンク(PayPay)
打撃成績
打率:.264(1位)
得点:172(1位)
本塁打:24(4位)
犠打:40(1位)
盗塁:22(5位)
失策:20(2位)
出塁率:.335(1位)
長打率:.369(1位)
OPS:.704(1位)
IsoD:.071(3位)
IsoP:.105(4位)
打者成績チーム内1位
打率:今宮健太(.348)
本塁打:柳田悠岐(7本)
打点:柳田悠岐(26打点)
安打:今宮健太(48安打)
盗塁:牧原大成,三森大貴(5盗塁)
”投高打低”が顕著なパ・リーグにおいて唯一チーム打率が2割5分を超えていて、リーグトップの得点を挙げているソフトバンク打線。
1番に定着した三森大貴選手は5月に入って数字を落としていますが、2番に入る今宮健太選手・牧原大成選手、3番柳田悠岐選手・4番グラシアル選手が好調で安定感のある打線を組むことができています。
下位打線も上林誠知選手の離脱は痛いですが、柳町達選手が定着しつつあり、デスパイネ選手も1軍に合流し、打線の厚みが増してきた印象です。
出塁能力・長打力どちらも秀でたバランスの取れた打線に要注意です。
投手成績
防御率:2.88(4位)
先発防御率:3.09(5位)
救援防御率:2.52(3位)
完投:3(1位)
WHIP:1.12(2位)
QS率:41.9%(5位)
HQS率:34.9%(2位)
被打率:.213(1位)
K/BB:2.43(5位)
K/9:7.96(2位)
BB/9:3.27(5位)
投手成績チーム内1位
防御率:千賀滉大(1.74)
勝利:藤井皓哉,東浜巨(4勝)
奪三振:千賀滉大(64奪三振)
セーブ:モイネロ(7セーブ)
ホールド:又吉克樹(12ホールド)
投手陣は森唯斗選手が離脱し、エース千賀滉大選手も登録抹消されるなど誤算もありましたが、持ち前の選手層の厚さでカバーしている印象です。
特に救援陣の方では抑えで起用されているモイネロ選手・新加入の又吉克樹選手を中心に好投手がずらりと並んでいます。
先発もノーヒッター東浜巨選手に和田毅選手・石川柊太選手ら実績組も存在するので、そこまで弱いような印象は受けません。
6/10〜6/12 vsオリックス(京セラ)
打撃成績
打率:.216(5位)
得点:121(6位)
本塁打:17(6位)
犠打:32(3位)
盗塁:27(4位)
失策:27(5位)
出塁率:.291(3位)
長打率:.299(5位タイ)
OPS:.590(5位)
IsoD:.075(2位)
IsoP:.083(6位)
打者成績チーム内1位
打率:吉田正尚(.325)
本塁打:吉田正尚(4本)
打点:吉田正尚(25打点)
安打:吉田正尚(38安打)
盗塁:佐野皓大(5盗塁)
ロッテ同様深刻な得点力不足に悩まされている印象です。
コロナ禍の影響も相まって、昨年のリーグ優勝を支えたメンバーが軒並み成績を下げてしまっていることが苦戦の要因です。
それでも5月以降は福田周平選手・宗佑磨選手の復調に、野口智哉選手・大城滉二選手・中川圭太選手らの活躍が重なってなんとか堪えることができています。
それでも吉田正尚選手の離脱は上位を追いかけるにはあまりにも痛い離脱です。
とはいえ交流戦前最後の3連戦では良い形で3連勝できていたので、今の位置をキープすることは十分に可能だと思います。
この交流戦期間を新外国人マッカーシー選手・杉本裕太郎選手らの活躍で乗り切って行けるかに注目です。
投手成績
防御率:2.94(5位)
先発防御率:2.89(3位)
救援防御率:3.05(4位)
完投:0(5位タイ)
WHIP:1.21(5位)
QS率:52.2%(4位)
HQS率:30.4%(4位)
被打率:.244(6位)
K/BB:3.05(2位)
K/9:8.36(1位)
BB/9:2.74(2位)
投手成績チーム内1位
防御率:山本由伸(1.79)
勝利:山本由伸(5勝)
奪三振:山本由伸(59奪三振)
セーブ:平野佳寿(13セーブ)
ホールド:ビドル(13ホールド)
山本由伸選手・宮城大弥選手に昨年ほどの安定感はありませんが、それでも上位に食い込めるだけのローテを組むことはできている印象です。
5回近辺で交代することが増えたとはいえ山本選手の成績は素晴らしいですし、山岡泰輔選手が復活、田嶋大樹選手も安定感抜群です。
阪神と戦うのは少し先なので先発ローテを読むことは難しいですが、5月の週末は田嶋選手・山本選手・宮城選手が登板していて、ここと当たる可能性が高いです。
昨年ほどではないとはいえ、できれば対戦したくない顔ぶれが揃っていますね。
救援陣に目を向けると平野佳寿選手・ビドル選手がしっかりしていて、そこに繋ぐまでを本田仁海選手・阿部翔太選手・近藤大亮選手・黒木優太選手らが担っているようです。
阪神打線の状態も相まってロースコアな展開が予想されるので、少ないチャンスを確実に物にしていって攻略して欲しいです。
最後に
「どこも投手力が凄すぎるだろ…。」
これが素直な感想です(笑)
データが少ない分、純粋な力勝負・実力勝負になりやすいとされる交流戦で阪神打線がパ・リーグの投手たちを攻略できるかかなり不安ではあります。
ただこの18試合で勝ちを重ねることが出来なければ、いよいよ上位進出が厳しくなってしまいます。
2022年シーズン優勝の望みを残すためにも、パ・リーグの猛者たちを薙ぎ倒し、勝ちを重ねてもらいたいです。
成績はこちらを参照しています↓
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