◆オーディトリー・ニューロパシー(84):「鈍感になる」というストレスコーピング
難聴だからというわけではないが、お金がなくとも時間がなくともできる自分用のストレスコーピングのレパートリーを増やし続けている。
今回は「鈍感になる」あるいは深読みしない、というもの。
適用できる状況は、ネガティブなイベントだけでなく、あいまいなできごと。ライフイベント全般に適用可能か。
レパートリーに含めるに至ったエピソードとして:聴力が落ちてくるとインフォーマルな会話に関わりにくくなる。これを書いている前日、当時の勤め先の行事があったが、ちょっとした待ち時間などで繰り広げられる雑談にわたしは全く関われない。ちょっと前までは話し始めと話し終わりはどうにかわかったので適当に相槌をうって「雑談を楽しんでます」演技をすることができたのだが。
最近は自分の聴力の低下に加え、時期柄コロナ対策でみんなマスクをしているのでそれすらもできなくなってきた。少し離れたところにいて会話には入らないようにする。傍観者的というか。
昔は自分だけ雑談に入れなくて寂しいとか、メンタルの調子が悪いときは自分だけあたかものけものにされているかのように被害的に感じていたが、最近ほとんど感じなくなってきた。自分が置かれている状況とか他人の行動の意図を証拠もないのに深読みしないようにしているとでもいおうか。「他の先生がたは雑談をしているな」と思うだけ。孤独を飼いならして(?)います。
2020.3.10
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