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#聴覚障害
◆オーディトリー・ニューロパシー(102):人工内耳の埋め込み手術を受ける
人工内耳の埋め込み手術を受けるため、当時居住地近くの大学附属病院に入院しました。
入院する前に来週分の授業準備をし、オンラインの研究会で発表し、学会の仕事をすませ、家の片付けをおえてやることがたくさん。朝から交感神経優位になりっぱなし。入院前の緊張感はまるでなく、はじめての経験を前にしたわくわく感が勝っていた。
入院から退院まで11日間の様子、すでにnoteにまとめましたのでリンクをはります。
◆オーディトリー・ニューロパシー(100):解説記事
オーディトリー・ニューロパシーの記事も100本目となった。
日本の正確な患者数もわからない珍しい病気なので、他人が読んで役に立つことはないだろうが。完全に自分用に書いている。
加我先生による解説記事が出ていた。日本語でのまとまった解説記事を始めてみた気がする。
自分は先天性じゃなくて言葉を獲得してから発症したタイプでした。とにもかくにもこんな珍しい病気を発見、症例報告してくださってありがとうご
◆オーディトリー・ニューロパシー(99):人工内耳手術で入院前検査を受ける
・午後イチから手術前検査と入院の説明を受けました。聴力検査、味覚検査、心電図、採血、尿、肺のレントゲン。味覚検査は甘酸塩苦でなく舌に金属の棒を乗せて金属っぽさを感じるか。はじめてやりました。
・入院にあたってのおたずねの質問項目が色々細かくて、性格についての質問項目まである。ここで「暗い」とかネガティブなのに○つけると先入観を与えるので「心配性」だけにしといた。それをもとに看護師さんとお話。UD
◆オーディトリー・ニューロパシー(98):自己エスノグラフィーと出会う
・日本心理学会大会で企画したシンポジウム(難聴関係)で話題提供するので、話の内容をまだ考えている。登壇者が全員難聴者で、それぞれ自分の体験を語るという趣旨なんだけど、いいまとめ方、切り口が思いつかなくてなかなか進まなかった。
・そんな中、自己エスノグラフィーという研究手法があることを知る。研究者か自分自身を対象に記述して論文にまとめるのってありなんだ…!実際、心理系の論文をさがしてみたら、発達心
◆オーディトリー・ニューロパシー(97):ENTONI「人工内耳の知識update」
・耳鼻科の専門誌 ENTONI「人工内耳の知識update」が届いた。加我君孝先生の「Auditory Neuropathy(成人型)に対する人工内耳手術による聴覚の再獲得」というまさに自分の病気に関わる論文があった。
・ENTONI「人工内耳の知識update」
https://www.zenniti.com/f/b/show/b01/740/zc01/4.html
・2人の症例の紹介であっ
◆オーディトリー・ニューロパシー(96):語音明瞭度検査を受ける
・人工内耳の手術を受ける大学病院病院で語音明瞭度検査を受けました(両耳、スピーカー、右だけ補聴器)。「あ」とか「き」とか日本語の単音が聞こえてくるのでそのとおりに答える検査。日本語が分かる人はふつう正答率100%になります。
・今日の結果は、60db 40%、50db 15% でした。あとデシベル忘れたけど20%。覚えている最新の結果が右耳20%、左耳15%なのでたいして変わらず。身体障害者手帳
◆オーディトリー・ニューロパシー(95):人工内耳の手術の相談をする
・首都圏の大学病院から地方都市の大学付属病院に転院し、人工内耳の手術の相談をした。
・9時半予約、11時半若い先生による最初の問診、11時50分頃主治医のA先生の診察、12時過ぎ聴力検査と耳音響放射検査、15時半ごろ検査結果と手術について説明(手違いで15時の予定が30分伸びる)、会計まですべておわったのが16時半頃。授業の準備もあるし長居したくないのにやたらと待ち時間が多い。時間の無駄遣いさせ
◆オーディトリー・ニューロパシー(94):人工内耳手術に向けて紹介状入手
・大学病院耳鼻咽喉科で診察を受けて分厚い紹介状をX先生からいただいてきました…。ついでにX先生が関わっている研究のデータもとってもらった。詳しい内容はふせるが人の声を聞いて判断するもの。人工内耳になる前後でデータをとって変化を見たいということで次はまた手術後の来年に。
・この大学病院通いもこれでいったん一区切り。2017年からだから3年近く通っていた。まれな病気をみつけていただき、身体障害者手帳
◆オーディトリー・ニューロパシー(93):補聴器をしなくなる
・去年の今頃は毎日補聴器してたのに、今や補聴器をほとんどしなくなってしまった…。補聴器してもはっきりしない音がまんま大きくなって「わやわや」って感じのこの頃。
・国会中継、質問者も答弁者もマスクで何しゃべってんのかさっぱりわからないな…。なんか喋ってるけどこちらにはまったく届かない。
・この後、7月に大学病院で紹介状をうけとり、中旬にこの地の大学病院で人工内耳の相談予定です。手術可能ならいいな
◆オーディトリー・ニューロパシー(92):子どものオーディトリー・ニューロパシーの動向
・アブストラクトしか読めていないが、子どものAuditory Neuropathy/Dyssynchronyは病変の部位によって分類をする知見が蓄積しているようで、人工内耳は非常に効果的な介入とのことであった。
・やっぱり人工内耳がよいという報告が多い。医学的には効果的だけれどあえて人工内耳を選ばない、ろう者として生きる、というケースも中にはあるのかもしれない。
Roman, A. N., &
◆オーディトリー・ニューロパシー(89):人工内耳の手術は延期
・来週大学病院でX先生から紹介状をいただき、再来週の地元の大学病院で人工内耳の手術をしてくれるA先生に初診の相談、という手はずだったのだが…。
・X先生から診察延期のご連絡。コロナ患者が出て病院にも入れない状態らしい。いつ解除になるかもわからないそう。すでに地元の大学病院の初診予約はしていたのでA先生の診察を先に受けることにした。紹介状がないので受診できるかわからないが…。
・その後、地元の大
◆オーディトリー・ニューロパシー(85):人工内耳の手術へ
・次回の大学病院受診は5月の予定だったが、最近あまりに言葉の聞き取りができない度合いが高まったので4月に予約を早めた。予約システムから勝手に変えてしまったので、最近言葉がほとんど聞き取れなくなって困っていること、人工内耳の相談を早めたいことを手紙に書いて主治医のX先生に送った。
・その後、X先生から返信があり人工内耳の手術をできる先生に紹介状を書いていただけることになった。某豪雪地帯の大学病院と
◆オーディトリー・ニューロパシー(81):脳波検査の続きと人工内耳の話
・大学病院で脳波検査を二種類。どちらも横になって耳たぶとおでこに電極つけて、耳につけた耳栓から音を聞いているだけ。
・どちらも大した苦痛はなく、はじめの方の検査は100デシベルはあるんじゃないかってくらい爆音(バチバチバチ…)でうるさいなーというのと、検査の教示を主治医の先生がものすごい耳元で、100歳のおばあちゃんに話しかけるかのように話すのでこそばゆいなーというくらい。音を聞きながらすっかり