小学校理科を指導要領から考える【毎週水曜日更新】
はじめに
東京都葛飾区を中心に理科教育イベントを行っている筆者が小学校での
理科教育法や楽しく学ぶ方法を考え、とりあえず文章に起こしている記事です。読みづらい部分ばかりとは思いますが、発想の一つとしてお読みいただければ幸いです。
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前回→「水溶液の性質」https://note.com/katsushikakap/n/n93f200270d70#6c362bd3-3a64-47aa-9b45-7717e9689116
1.「てこの規則性」の概要
2.てこの規則性とは
てこの規則性っておぼえていらっしゃいますか?
・1か所で支えて水平になった棒の等距離に物を吊るしたときに、棒が水平のままであれば、2つの物体の重さはおなじである。
・「支点」「力点」の距離によって「作用点」に加えられる力の大きさが変化する。
上記2点がてこの規則性だと私は考えています。
本単元でも「支点」「力点」「作用点」の言葉を使って説明をする活動を想定されているのでまとめる際には活用していきたいと思います。
3.てこの実験の注意点
小学校でよく使われる実験器具ですが、意外と見落としがちな間違った使い方があります。
それはおもりを繋げると重心が変わることです。正直、小学校の実験での「誤差」の範疇といえばその通りですが、沢山の重りを使って実験をしたいと思ったときに「つり合うはずなのに少し傾いている」の様な場面に遭遇した時に科学的な説明を持っているほうが良いと思います。
4.てこを使った身近な道具
ハサミやクリップ、ホッチキスなど身近にたくさんあります。
身近にどれだけあるのか探す学習も単元には含まれています。
とはいえ、身近な物でてこの規則性にも触れたいと私は思います。
ハサミは比較的わかりやすく体験として理解できるかなと思います。
ハサミの先と、根本でどちらの方が紙を切りやすいかというだけでも
その違いを学習に繋げることが出来るのではないでしょうか。
5.まとめ
特に実験改良とかはないのですが、
「身近なてこの原理探し」と「てこの規則性」を上手に繋げることが単元をスムーズに進める一助になるのではないかと思います。
また、体験的な学びが正直減っているからこそ、大きな実験器具を扱う学びの時間を大切に確保して、十分な学習時間をとってあげたいです。
6.おわりに
どんどん記事が短くなっている気がします。
なんなら、そんなに実のある内容でもないと自負しています。
とはいえ、最後までやりたいと思っていますし、何か気になる事があれば
コメントでもHPからメールでも頂ければお答えするつもりです。
毎週水曜日更新予定、次回は8月7日更新!「指導要領第6学年
電気の利用」を考えていきたいと思います。
このシリーズを書き始めた頃に比べると多くの方のおかげで忙しい日々を送らせて頂いております。
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