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お百度は現実化する

お百度参り。
神社に行き、入院している私の家族の快癒を祈願してきました。

お百度とは、昔からある民間信仰の一つで、神様に100日お参りすると願いが叶うと言われていたことに由来するお参りの仕方です。100日間お参りできない人が多かったため、1日で100回お参りすることをお百度と呼ぶようになったそうな。

なぜか昔話ナレーション風になってしまいましたが、私の地域では、特に病気の平癒など、強い願いがあるときは、お百度をふむことが多かったのです。
ちなみに、お百度は民間信仰なので、各地でさまざまなしきたりがあるそうです。お百度をしたことを言わない方が良いという地域もあるそうですが、私たちの周りは「昨日お百度してきたー」みたいな報告を普通にしてました。

お百度を始めるとき、お百度ひもをもらって始めます。100本が束になっている細いひもで、お百度の回数を数えられるようになっています。
お百度ひもを全て折り曲げたら、100回お参りしたことになります。

私はゆっくり歩いて回りましたので、1時間15分ほどかかりました。お百度参りだけで約8,000歩ほど歩いたようです。

たくさんの方が願いごとを念じながら、それぞれのペースで、2つあるお百度石の間を100周します。もちろん皆さん、初めて会う方ばかりですが、だんだんと戦友のような気持ちになってきます。

出来るだけ、願いごとだけを考えながらお参りしようとしたのですが、途中でどうしても雑念が入ります。

でも、雑念が入っても、上記のとおり100回お参りしたのと同じように、願いごとが神様に伝われば良いんだ、と考えるようにしました。
とにかく大切なことは、家族の回復を願ってお百度を完遂することです。

病気を治してください、元気にしてくださいと強い思いを胸に、願いを込めて歩き続けました。

どうか、いま病院にいる家族の病気が快癒しますように。
ひたすら、ひたすら願いを心の中で唱えました。

百度参り終えたとき、私の中で何かホッとしたような、溜まったものが洗い流されたような感覚をおぼえました。

自己満足かもしれませんが、全て折り曲げきったお百度ひもを見て、ひたすら神様にお願いしつづけた達成感にしばし浸りました。

「思考は現実化する」とナポレオンヒル博士が言ったように、お百度参りは現実化すると信じて。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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