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世の中で唯一、絶対と言えること

最近、朝にワクワクするようなアイディアが沸々と湧いてきてニタニタしながら朝のウォーキングをすることが多い。

ちなみに、毎朝地下鉄3駅分ほどのウォーキング習慣が続いている。

その間に考えることは突拍子もないアイディアだったりするから、形にするのは難しいかもしれない。けれど、そうなったら面白いだろうとか、そうするにはどうすればいいだろう? なんて考えている時間が至福だったりする。

自分でも驚くのだけれど、そうしているうちに、職場に着く頃には頭がすっきりしている。


いよいよ自分はおかしいやつだ。
だって、よく言われるのは、夜に「めっちゃ面白いやん!」ってワクワクしていたアイディアが、朝再度考えてみると全然面白くなかったという話だけど、私の場合は逆のことが多い。

朝にアイディアが浮かんでも、夜に思い出すと、
全然あかんやん……ってなっちゃう。
朝より夜の方が脳は疲れているのに、夜の方が冷静と言う変な奴なのだ。


そんな風に朝にアイディアが思い浮かぶようになったきっかけは、きっと、noteの更新ルーティンを色々変えて見ていることにある。


以前、朝に書いて夜は書かないと決めていた時期もあった。

この記事に書いた頃に見ていた、他の人がただひたすら掃除と炊事をしている動画も、最近配信されなくなってしまったけれど、朝書けなくなったという話ではない。

ただ、朝書いている頃は、朝に書かなきゃ夜に後悔するぞ! と自分を振るい立たせて書いてはいたのだけれど、次第にそのプレッシャーが辛くなってきた。さらにそこへ出張だ旅行だと、なんだかんだルーティンが崩れてしまったものだから、益々重荷になってしまった。

それに、noteの更新だけでなくて、読書までも進まなくなってしまった。電車の中は読書の時間と決めて書くことをすっかり忘れるようにしていたのだけれど、読書になかなか集中できない日々が続いていた。
どこか頭の中で、書かなきゃ! と、考え続けていたのかもしれない。

それでこの数日、朝に書くことをほぼやめて読書に集中することにした。
”ほぼ”と言うのは、何かテーマが浮かんだ時にそのテーマと出だしの数行ぐらいは書くことがあるからだ。続きは仕事が終わってから書くことにしたのだ。

すると、読書のスピードは格段に上がった。いや、元に戻っただけなのだけれど、最近読み進められていなかった本がどんどん読み進められるようになった。

朝のルーティンの方が夜は気が楽だと思っていたのに、何だか寝付く前から、明日も朝から書かなきゃと言うプレッシャーに追われてしまって夜の時間を大切に出来ていなかった。

そうだった。以前もこのスピードで読んでいたのに、書くことばかりで、読書を忘れていた。インプットってやっぱり楽しい。

確か以前に読んだ本にも朝はインプットの時間、夜はアウトプットの時間にした方が良いと読んだことがある。
ただ、それとは逆の意見もある。
朝の早いうちにアウトプットを終わらせてしまった方が、その後の時間を有効に使えるから絶対にその方がいいと、そんな話も聞いたこともある。

どっちが正しいのかまだ答えは出ていない。
今は夜に書いた方が上手くいっている。21時ごろからカタカタとタイピングを始めればその日中にはアップ完了できている。


でもきっと、また朝に書きたくなる時も来るかもしれない。
だから……一つ諦めた。書くのにあてる時間を、固定することを。


自分は、あまり縛られるのが好きではない様なのだ。ルールを作って、その流れに沿おうとすると、羽を広げることが出来ず、それが夜に書くと決めても、朝に書くと決めても、自由にはばたくことが出来ない様なのだ。

朝でも夜でもルーティンを作ってしまった方が楽になると、どこの本やネットにも書かれている。けれど、私にとって書くことを完全にルーティン化してしまうと、生活スタイル的にも、性格的にも、どうも合わないようなのだ。

だから、諦めた。

でもこうして書いているとやっぱり自分と向き合うことになるから不思議だ。noteを始めて向き合う時間を作ってよかったと思う。

自分には自分の時間の流れがある。

確かに毎日24時間であることは誰しも平等に分け与えられている。
けれど、その使い方は人それぞれで、絶対と言えるものはないだろう。今まで絶対と言われて信じてきたものほどこれまで何度も裏切られている。それがより良いのはその発言をしている人の体験談であり、誰にでも当てはまるわけではないのだろう。私の場合は、真似をして体調を崩すことさえもあった。

だから私は、ルーティンを作り過ぎない、朝でも夜でも書きたいときに書く! というスタイルに、シフトしたい。

もちろん自分でもまだ模索中だ。
もしかするとそれは甘えなのかもしれない。
けれど、こうして書きながらも、やっぱりそれが良いよと、脳が教えてくれている気がするのだ。
だから(話は戻って)朝のワクワクもきっと、今自分が自由を取り戻せたからこそ、自分の時間を解放したからこそ、得られる楽しみなのではないだろうかと、そんな風に思っている。

絶対と言う言葉はあまり使いたくないけれど、私が一つ絶対と言えることと言えば、他人と自分は違うと言うこと。
「世の中に絶対なんて存在しない」と言うことが、絶対と言える唯一のことなのかもしれない。

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