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#1 運動強度と糖質、疲労と糖質
【運動強度と糖質】
人が運動するときには、脂質と糖質の2種類をエネルギー源としている。
結論から言うと、高強度運動では糖質(筋グリコーゲン)が”主な”エネルギー源として使われる。
脂質をエネルギー源として使用するには多くのステップを要するため、筋グリコーゲンを分解した方が素早くATPを再合成できると考えられている。
間違ってほしくはないが、決して脂肪が全く使われないということではない。
運動強度によって、どちらのエネルギー源を多く使うかが異なる。
その境目となるのが最大酸素摂取量の60%の運動強度である。
【疲労と糖質】
運動時の疲労と糖質にはどんな関係があるのか。
考えられる疲労の原因は以下の3つ。
①高強度運動中に筋原線維内部のグリコーゲンが消費され枯渇する
②筋グリコーゲン減少に伴い、脂質利用の亢進と酸素消費量の増加(糖質からATPを再合成するよりも、脂質から再合成する方が酸素を使う)が酸素運搬と消費機能に負担をかける
③活動筋のエネルギー源である血糖の減少により血糖値が低下する
まとめ
○運動強度が高いほど、糖質が”主な”エネルギー源として使われる
○糖質の不足は運動中の疲労原因となる
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