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『信頼』という見えないものの正体



若いころより物欲がなくなったのは「年齢を重ねたから」だと
思っていました。

バブリーだった私たちはDCブランドやらハイブランドを買い漁り
「品格」という言葉をはき違え、「ブランドへの敬意」もなく
自分を良く見せたい極めて自己中心的な気持ちの現れが
皮肉にも真逆に内面を映し出していたのは
お恥ずかしながら否めません。


これを若気の至りといいます(笑)


雑誌やテレビで見た憧れの誰かの真似や
日本人が大好きな“ブランドのロゴ”に依存するしか
自分を表現する方法を知らなかった・・・・
若さゆえの儚く淡い自己愛は、幼く切ない恋のようです。

「個の時代」とは言え、
『個性』の定義は非常に難しい・・・・( ;∀;)

全くのオリジナルなんて、もはや存在しないほど
情報と物質は溢れかえっているわけで。

「良く見せたい」や「個性的である」という承認欲求は
精神の成熟度が増してくると、他人からの評価を基準としなくなるから
よほどの理由や執着がない限り
たいがいは年齢を重ねると共に薄れていくように思います。


完全には無くなることはないし
がんばる理由になるので、少しはあったほうが良いと思います。


一方、年齢では測れないのも事実で
若くてもブランドに依存せず生き方で魅せてくれる人もいれば
ブランドを着ていると安心するという方もいます。
(これは年齢関係なく所属の欲求からくる依存マインド)
そのブランドイメージが好きで
それを「着ている自分が好き」なのでしょう。


理由がどうであれ・・・・・
いずれにしても、そのブランドの何かを信頼しているから。

例えば
そのブランドの歴史、創業秘話、デザイナーの人となりや偉業に対する尊敬
または語り継がれるストーリーに魅了されているとかです。

その思いは、きっとそのブランドを身に着けることで満たされるという意味において
信頼関係は成立するというロジックなのでしょうか?

健康や美に関する情報も、
似たようなことが言えます。

最先端の研究ですら解明できていない部分のある
「心とカラダの仕組み」をあらゆる角度や切り口で発信している人が
たくさんいます。
自分に刺さる打ち出し方をしている人や
有名な博士や医師の情報が
「正しい」と思いがちです。

決してそれが「間違っている」と言っているわけではないですし
「正しい」とも言っていません。


健康関連に限らず
同じ分野やテーマの本を5冊~10冊読んで
自分なりの考察をしたり、
まとめてみるとその分野のことが見えてきたりします。

数十億人の知識が
本やインターネットを介して自分のものになる時代。
1次情報に近いほど良いと思います。
(ただし信者にならないように気をつけなければいけない)

だから真新しいことなんて凡人の私たちには発見できないけど
智慧が個性を作るんじゃないかな?
智慧って生きてきた経験や、感じたことや考えてきたことでできているから
人によって違うもの。

だから智慧は個性。
個性とは智慧。


話を戻そう。

何かを購入したい欲は薄れているのだから
お金を使う理由は
もはや承認欲求や物欲ではないみたいです。


えんとつ町の西野さんが言うように「応援」もあるとおもう。
私もある団体に毎月寄付している。
私の人生の理念に添った団体やその活動に対して微力ながら「応援」しています。

もう一つは
同じサービスなら「誰から買うか」?
同じ仕事をするなら「同じ気持ちの人」「同じ価値観の人」「同じ志の人」とがいい。

これを信頼という。
「同じ気持ち・価値観・志」
この「同じ」という、これこそが「仲間意識」
そうです「所属の欲求」であり「信頼の正体」です。

『人生で大切にしたいものは健康と仲間』だとしたら


コロナは最も大切なものに気づかせてくれたといえます。
そういった意味においては
素晴らしく有意義な時期を過ごしているのです。

コロナウイルス自体のことはわかりませんが
まだまだ厳しい時期が続くようです。

同じ価値観の「仲間」や、「健康」を大切にして
この闇から一緒に光に向かっていけたら、この上ない幸せです♥


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