【エッセイ】剣道とオペラント条件付け
「君に決めた!」
ポケモンのサトシ決めセリフのように。
近頃、剣道の稽古へ行く時は、
事前にその日の装いを決めています。
その装いとは、剣道の胴です。
ちなみに、
剣道を行う上での装い(着装物)は、
胴を含む以下の7つとなります。
1.面(メン)
頭(後頭部除く)、顔、肩、喉を守るための防具。
2.小手(コテ)
両手、手首、手首から肘の半分あたりを守る防具。
3.胴(ドウ)
胸、腹周り(背中除く)を守る防具。
胴周りの素材は、竹やファイバー、強化樹脂等と
バリエーション有り。胸装飾も豊富。
4.垂(タレ)
腹部下、腰回り、太もも周り(後ろ除く)を守る防具。
5.道着(ドウギ)
上半身を守る厚手の上着。
6.袴(ハカマ)
下半身全体を守る剣道用袴。
7.面手ぬぐい
面着装時に頭に巻く手ぬぐい。(平常心や一心不乱等の漢字プリント有)
この中で胴については、今まで大人買いで7つ程所持しています。
(胴の沼にどっぷりとハマっちゃっていますね)
なぜ胴だけでそんなにも・・・
私の中では、それは単なる防具の域にとどまらず、
色胴、胸飾りのバリエーションのデザイン的な
ファッション感覚といいますか~
(胸飾りは単に飾りの役目ではなくそれた竹刀を
止める防具機能としての役割があるそうです)
竹素材の竹胴、美しい漆塗り等の
工芸品としてのコレクション感覚といいますか~
(手作りのそれらの美しさには惚れ惚れします)
アイデンティティの象徴といいますか~
(他の防具と違って、着装による個性が出ます)
ゲン担ぎ的なものといいますか~
(この胴で調子が出る、試合に勝ったなど)
うう~ん・・・そうですね・・・
アッ!
ポケモンボールを
複数所持しているような感じかもしれません。
ゲットしてきたポケモン(=胴)を、
その日の勝負(=剣道の稽古)のために委ねる。
この委ねることについては、
ポケモンバトルも剣道においても勝負という点で共通しています。
と、胴に対する自身の熱い想いを分析してみましたが、
フッと・・・ある理論とこの自身の行動がつながりました。
アメリカの心理学者
スキナー(バラス・スキナー)さんが考案された
「オペラント条件付け」という理論です。
自身の試験勉強時の
❝昭和な手書きアナログオリジナル単語帳❞
記載内容より抜粋しますと・・・
※以下、各種参考書や各社養成学校テキストにより
表現が異なる場合がありますので
その点ご理解を。
<表面>
オペラント条件付け
<裏面>
✓スキナー(バラス・スキナー)(SKinner,B.F.)
✓道具的条件付け
✓ネズミ事例
✓強化(〇)と罰(×)、ごほうびと鞭
✓ごほうびの方に行動が増える。自発的に行動を変化させる!
そうだったんだ・・・
「今日は寒いので剣道の稽古は休もうかなぁ。」
と自分に負けそうなそんな時。
ごほうび(〇)
→お気に入りの胴のお披露目出来る、装着出来る。
鞭(×)
→稽古を休むと太る、体力がどんどん落ちていく。
というような二択を無意識ながら設定し、
わたしは、わたしの胴に対する自身の熱い想い(〇)を
利用していただんだと。
なんとかまた一つ、記憶の彼方から
キャリコンサルタント学科試験時に暗記したことを
引き戻すことが出来て嬉しい限りです。
サトシ、ありがとう!
by カツなう(峯近克年)