【エッセイ】続・考える人。
その人は本当に考えているのだろうか?
考えている人の頭の中は、
その時本人以外誰にも分からないはず・・・
やはり、今でもロダンの「考える人」像のことが気になる。
考えている状況の見た目イメージを、
この像により世の中に印象付けられたのではとも思う。
おそらく、多くの人は自身が考えている時に、
“その像がとるポージング”
の一部でも取り入れているのではないでしょうか。
あなたは、右手アゴのせ派?左手アゴのせ派?
わたしは、右掌アゴのせ派である。
ただ、わたしに限ってはアゴをのせている時・・・
ほとんど「何も考えていない!」
無意識に自身の頭の重さを支えているだけの
本能的なリアクションなのだろう。
人が考えている時を、
他者がこれが考えている瞬間だと言い切れるのが、
何だか不思議にも思えてきた。
食事しながら考える人。
車を運転しながら考える人。
おしゃべりしながら考える人。
横になって考える人。
上司に怒られている時に考える人。
ジャンプして考える人。
筋トレの最中に考える人。などなど
そんな人たちもみ~んな、
「ザ・考える人」候補といえる。
あくまでも候補であって、
「いや、別に何も考えてないよ。」
と本人が言えば認定は出来ない。
さて、
ロダンの「考える人」像のモデルとなったご本人は、
その時何を?
by カツなう