朝散歩
ありきたりだけど、僕にとって欠かせない重要な習慣の一つが朝散歩だ。2020年コロナ禍中に外出する機会を作ろうと始めて、やめられなくなった。それまでも運動するように心がけていたが、朝散歩はただの運動習慣を超える意味があった。
大自然を前に自分のちっぽけさを体感する
朝散歩を始めるようになってからの5年間に、アメリカの3か所に住んだ。
1. 南カリフォルニア(ロスアンゼルス郊外)2010年~2021年
2. マサチューセッツ(ボストン郊外) 2021年~2023年
3. 北カリフォルニア(サンフランシスコ郊外) 2024年~
いずれも都会の真ん中でなくて、郊外の田舎だ。
とても幸運なことに、それぞれの地でそれぞれ異なる大自然を体感できた。
南カリフォルニアでは、岩とサボテンの乾いた大地の中を歩いた。
マサチューセッツ ボストン郊外では森がいっぱいのトレイルを歩いた。秋には紅葉がとてもきれいだった。
そして今いる北カリフォルニア サンフランシスコ郊外では大草原が広がるトレイルを歩いている
大自然の中を歩いていると、自分の存在、人間の存在なんて、とてもちっぽけなものだと感じる。
野生動物に遭遇できる
僕は動物が大好きだ。特に野生動物に出会えるととても興奮する。野生動物って本当にたくましくて美しい。
特にシカは遭遇する動物の中でも最も大きい。
南カリフォルニアのシカは、大胆にも住居の庭まで入ってくる。あまり人を怖がらず、かなり近づくことができる。暖かい気候のせいか、ゆったり構えている。
マサチューセッツのシカはたくましい! 野性味にあふれている。筋骨隆々だ。厳しい冬を乗り越えるせいか、警戒心も高く、近づこうとするとすぐに逃げてしまう。近づいて写真を撮るのは難しい。逃げる時の跳躍力はすごい!
サンフランシスコ郊外のシカは、ロス郊外のシカとボストン郊外のシカの中間くらい。近づくと逃げてしまうが、こちらにも興味津々でカメラをじっと見つめている。
とても貴重な動物を見ることもあった。マサチューセッツではヤマアラシに遭遇した。
今いる北カリフォルニアは、草原と湿地帯が広がっているところが多い。水辺にはたくさんの野鳥がいる。
スカンクもたまに見る。とてもきれいだけど、ぶっ放されたら大変なことになりそうで、怖くてあまり近づけない。
オス同士なのか? 縄張り争いをしていた。
その隙にこっそり撮った。
最近、子ぎつねと知り合った。キツネはとても警戒心が強いと思っていたが、けっこう好奇心を示してくれる。
遭遇すると最初は逃げようとするが、危害を加えないと分かると、好奇心を示して、ある程度の距離を保ちながら追っかけてきたりする。
日の出を見る
人気のない大自然の中で、太陽が昇るのを見ると、さらにさらに自分がちっぽけな存在だと痛感する。大自然の中で、おてんとうさまの下で、生かせてもらってるんだなぁっと。