仕事と人生と将棋
先日、斎藤一人さんの(以下、斎藤氏)の「仕事と人生」という本を買いました。今回はこの本を読んだ感想と、私の将棋人生を照らし合わせながら、話を進めたいと思います。
厚生労働省のまとめによると、日本人男性の平均寿命は81.41%だそうです。私は現在28歳なので、平均寿命から計算すると残りの人生が約53年ということになります。また、私が勤めている会社の定年が65歳なので、あと約37年間働くことになります。
人生も仕事もまだまだ先は長い!!
斎藤氏曰く、仕事に全力投球して力を出し切ると、「疲れた波動」しか出せなくなってしまうと説いています。すなわち、10割の力を出すと、人は壊ということです。私もあと約37年間フルパワーで働き続けたら、絶対に身体を壊してしまうでしょう。
実は、私も身体を壊した経験があります。私は転職して今の会社に入社したが、転職する前の職場で過労が原因でうつ病を患いました。ほとんど回復してきたものの、2年以上経った今でも完治しておらず、定期的に病院に行っています。当時は残業が続き、酷いときには月に約200時間もの残業を課せられ、フルパワーで働くことを余儀なくされました。こんなブラックな職場はもう耐えられないと思い、転職を決意しました。
あ、暗い話になってすみません(汗)
さて、斎藤氏は、仕事において「肩にひじを張る(頑張る)」代わりに、「顔が晴れる(顔晴る)」ことがうまくいく鍵とも説いています。どういうことかというと、自分が持っている6割の力で、もっと気楽に働いてよいということです。
『顔晴る』・・・本当にいい言葉だと感心しました。楽しいと感じると自然と顔もほころび、人も集まり、みんなと協力していい商品が生まれる・・・いい循環ができると。
さらに、斎藤氏は下記のように説いています。
”好きなことをする時間を作ることで、心が豊かになって自分を取り戻せる。感性も磨けて、いい案が浮かぶんです。
「仕事をしているときだけが、仕事じゃない」ということを知るべきだよ。”
(141ページより抜粋)
私にとって好きなこととは、そう!!「将棋」です。私はこれまで、アマチュア二段になるために、嫌いな詰将棋や寄せの勉強をしてきました。将棋が嫌いになりかけたこともありました。将棋を顔晴るのではなく、頑張っていたのです。アマチュア二段という一つの目標を達成できた今、大好きな将棋と一生付き合っていくために顔晴ろう!!と思いました。将棋を顔晴ることで、感性が磨かれ会社でもうまくいくに違いありません!
残りの人生はまだまだ長いので、仕事と将棋を頑張るのではなく、気楽に顔晴ろうと決意できた一冊でした。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。