4人称は存在するのか?
【1人称】
(1人称)
1人称には、俺が存在する。
この俺は話し手である。または、この俺は自己それ自体である。自己の視点が俺である。複数形は俺らである。話し手の俺を中心として、線が放射線状に広がる。
また、単語を[俺]のような札と仮定すると、話し手はその札を自分自身に1回1回対応させていく。札は話し手に1対1に固定されない。
【2人称】
(2人称)
2人称には、君が存在する。
この君は聞き手である。または、この君は応答主体である。君は話し手の視点の中に含まれる。複数形は君らである。聞き手の君を中心として、線が放射線状に広がる。そこには、俺は含まれない。
また、単語を[君]のような札と仮定すると、話し手はその札を聞き手に1回1回対応させていく。札は聞き手に1対1に固定されない。
【3人称】
(3人称)
3人称には、彼が存在する。
女性、または雌の場合、彼女が存在する。これは観察される主体である。この主体は応答しない。この主体は話し手と理想的には相互作用しない。3人称は話し手の視点の遠くに存在する。
複数形は彼らである。聞き手の彼を中心として、線が放射線状に広がる。そこには、俺は含まれない。
また、単語を[彼]のような札と仮定すると、話し手はその札を3人称に1回1回対応させていく。札は3人称に1対1に固定されない。
【4人称】
ここから先は
358字
¥ 300
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得
社会システムの設計に関する寄付は「ここから」。 君の寄付をありがとう!とても嬉しい!