ラポールの形成って難しい。
3日後に合説の仕事があるのに、声を飛ばしてしまってすっかり焦っています。
#ハチミツレモンが手放せません
それはそうとして「ラポールの形成」って難しいなと感じる今日この頃です。
ラポールというのは、心理学の用語で、セラピストとクライアントの相互の信頼関係のことです。
クライアントとラポールをどのように形成していくかは、キャリアコンサルタント試験ではめちゃくちゃ重要視されていて、実技試験ではそこに全振りして準備をするくらいでもいいかもしれません(知らんけど)
もちろん試験だけではなくて、実務においてもクライアントと信頼関係が築けていなければ、腹を割って話をしてもらうことも出来ませんし、こちら側からのアドバイスや提案などを聞き入れてもらうことができない状況を生み出してしまいます。
先日、あるコンサルタントの方とお話をする機会がありました。
私がクライアントの立場でしたが、アイスブレイクなどもなくいきなり本題に入っていくような流れで、正直戸惑ってしまいました。さらに、相手がどのような人かが掴み切れていないような状況だったので、何をどの程度話せばいいかというのも、探り探りの状況で、正直コミュニケーション効率が非常に悪かったように感じました。
まぁ、こちらの方から自己開示して逆にラポール形成をしかけていってもよかったのですが、サービスを受ける側ということもあって、お任せしてしまった・・・というか他のコンサルタントがどのように進めているのかを、リアルな場で感じたかったという、秘めたる思いがあったというのが正直なところですが。
ラポール形成と連呼しているわけですが、これ本当に奥が深くって、アイスブレイクしてからの方が関係構築が進むタイプのクライアントもいれば、いきなり本題に入って欲しいと考えているクライアントもいるわけです。
それに、アイスブレイクの内容もハマらなければただの雑談に終わってしまいます。
初対面のクライアントと話すとき、多かれ少なかれコンサルタント側も緊張をしているのです。
予約申し込みの際の情報だとか、アンケートの回答状況など、わずかなヒントからクライアントがどのような人物かを想像して、どのように話を進めていくか・・・とプランを練って本番に臨んでいるのですが、それだけ妄想準備しても、やっぱり面談はナマモノというか、どう転ぶか分からないのが実際です(そこが面白みだったりもするのですが)
そんなわけで、ラポールの形成って本当に難しいですよね、というお話でした。
ちなみに、ラポールの形成は初回面談時にだけ意識すればよいものではなくて、毎回の面談で意識することが必要ですし、もっというと、クライアントと対話しているすべての瞬間で意識をし続けることが重要だったりします(そのために様々な傾聴スキルがある)
どんなことでも信頼というのは築くのは大変で、失う時は一瞬ですね。