note 3年生進級と石窯完成披露会を同時にできる僕はなんて幸せ者なんだろう
6月17日でnote 3年生に進級しました。
「喫茶店のオヤジになりたい!」って言って一発目から6,000字超えの長文で華々しくデビューするつもりだった僕は、実際には誰にも読まれない放々(はなばな)しいデビューだったけど、1年生で友達100人作ることもできて、いろんな人から励ましてもらって続けることができた。
2年生進級時にはモノを手放して心を取り戻した12,000字の超大作で沢山の人からオススメをもらうことができたけど、note公式からオススメされなかったことでイジケたりして、人として成長できていないことをとても反省した前期だった。
2年生前期までnote依存に陥っていたと思う。寝ても冷めてもnoteが気になる。本業にも私生活にも支障が出てきたから、このままのペースで続けることは困難と判断して、後期からは読むのも書くのもだいぶペースを落とした。
40代後半で初めて手を出したSNSだったし、もともと文章を読むのも書くのも苦手だった僕がnoteのような文字で惹きつけなきゃいけないプラットフォームで丸2年も続けてこれたのは、応援してくれた皆さんのおかげです。
拙い僕の文章にスキをくれて、声をかけてくれて。
僕はそんな皆さんの声にどれだけ助けられてきたことか。
もう書かなくてもいいかなぁ、、と何度も思ったこともあるけれど、「応援してます」って言ってもらえると、「ふんがー」って奮い立つことができた。
ほんとうにありがとうございます。
この2年間ゆっくりなペースだったけど、「先ずは副業でパン屋になるんだ」ってブレずに続けてきた。
今年の3月に意を決して石窯製作の契約してお店作りを進め始めて、前々回、前回と進捗をお伝えしていたけれど、ついに、ついに完成した。
お店の心臓部となる僕だけの石窯ができました。
自分で言うのもなんだけど、武骨でかっこいい。
横幅1.5m、奥行1.6m、高さ2.1m
本来は全体をブロックや耐火煉瓦で全て組み上げて作られる石釜は、僕のお店のスペース、特に幅が1.5mととても狭いことから鉄の箱の中に断熱材を入れることで放熱を防ぐようにした。
石釜の中は幅85cm、奥行95cm、高さは真ん中の一番高いところで35cmとなっている。
右下はロケットストーブ部分。
少ない薪で大きな火力を出すことのできる構造になっていて、石窯の扉を開けた手前右側の穴から炎が噴き出し石窯内部を熱する。
そして煙突も太い。直径25cmある。内部には直径20cmの筒が入っていて二重構造になっている。だいぶ値段は高くなってしまうが、2重構造にすることによって安全性が格段に高くなり、また壊れにくくなる。
熱い空気は石窯奥の穴からこの煙突を通って放出される構造になっていて、写真右下のコックを押し引きすることで調整できるようになっている。
煙突の外観はこんな感じ。上部の壁のでっぱりの関係で現場合わせで短くしてもらった。土地の都合で外側に伸ばすことができないため、安全第一を考えてのことだ。
煙突は上には後でも伸ばすことができるが、それは2か月後に石窯の自然乾燥を終えてから火を入れてみて決めるしかない。とにかく安全第一。
石釜の性能については「やってみなきゃわからん」とのこと。なにせ今回石窯製作を依頼したエトセ工房さんもロケットストーブを組み込んだ石窯の製作は初めてだ。
そんなこともわかって依頼したから、悩まずに2か月後にガンガン試してみるしかない。どれくらいの量の薪を使えばよいのか。早く薪も買わなきゃな。
石釜の左下はホイロ(発酵器)だ。
下に電熱線を置いて、その上に水を張った皿やヤカンを置いてパン生地が乾燥しないように内部を30℃~35℃位に調整して発酵を促すようにする。なんとも原始的なつくりになっている。
発酵器は普通のパン屋だと電気式のものを使って管理をするのだが、小さいものでも数十万とかするし、高性能のもの(ドウコンディショナー)になると百数十万とかする。
家庭用だと日本ニーダーが販売しているものが安価で人気があるようです。
僕はお店が狭いしお金もかけられないので、石窯の中にパン生地を発酵させる場所を作ってもらうことにした。
とはいえオールステンレスの内装や重厚なフタなど、1点ものの特注品なのでこのホイロ部分だけでも結構なお値段ですけどね。
正面からの図。
会社から帰ってきてからキャンプとかで使っている椅子を正面において、ドカッと座って、毎晩鼻血を垂らしながら眺めている。
元々はこの4.2mの奥行の場所に、
奥行1.6mの石窯を設置したので作業場所はメチャ狭い。工事中の画像で申し訳ないが、もともと狭いパン工房の4割が石窯なのである。
石釜を正面に眺めながらパン屋になった自分を想像する。
生地をこねて。
発酵して。
どこに置いたら、どういう風に動いたら僕は動きやすいんだろう。
想像しながら実際に動いてみる。
ここに冷蔵庫を置いて。ここにはシンクを。
何もない空間に什器を想像しながら動いてみる。。。
って、
どう考えても狭いやん!!
悶えながらいろいろ考える。
どう動いたら僕は動きやすい?
パン屋で働いたこともないからよくわからんけど、石窯を中心にしていろいろ感がる時間がとても楽しい。
石釜の自然乾燥は約2ヶ月。
順当にいけば8月初中旬に初めて火を入れることができる。ちょうどお盆休みくらいかな。それまでに壁をつけて、冷蔵庫とか買ったりしなければ。
まだまだいろいろ考え中です。今後の模様もまた皆さんにお伝えしていきます。今までも時々出してきたけれど、販売しようと思っているパンについても今後お伝えしていきます。
こんなんとか。
こんなんとかね。
今までいろんなことがありました。
6年前に鬱病で3回目の休職をしたけど、この10ヶ月という休職期間で僕は劇的に変化した。この病んでいた頃の僕自身を「失敗」とは思わない。言わない。
でもこの病んでいた期間があったから、僕は執着が薄くなり、自分自信とこれからの自分の人生を深く考えるようになった。
パン作りと出会った。
これからの人生の向かい方や考え方も変化した。
パンを作り始めて丸3年
noteを始めて丸2年
今までなにごとも続かなかった僕がこれだけ長い間続けられることができた。
今までの人生を本気で変えようと思っている。
そして
みなさんに支えてもらった。
今年中にオープンさせます。
ゼッタイ。
もうちょっと頑張ります。
今後ともよろしくお願いします。