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ダイエットして5ヶ月で約14kg痩せた話①
2024年6月、私は人生maxで太っていた。
いくら見ないようにしてもお腹の肉が「あんた太ってまっせ!」と主張するわ、身体が重くて膝が何だか痛いわで、嫌でもデブだということを自覚せざるを得ない。
うちの家は母親(故人)が相当に太っていて、病気のデパートになっていた。父(故人)は母を「ふくよか県出身」などとからかう(母は祖父が筑豊で炭鉱関係の仕事をしていたときに生まれた)。
「ああはなりたくない!」と思い、高校卒業時に60kgオーバーになっていたのを大学入学後ウォーキングで最高46.5kgまで減量したことがある。この時は結構頑張ったので、学校までのなだらかな坂道約2kmを毎日徒歩で往復し、間食も大幅に減らして(実家では夜に母親がまるごとバナナとロイヤルミルクティーを出してくるので、一人暮らしをすれば勝手にそれらが断たれるわけではあるが)、だいたい半年程度で体重が40kg台になった。
ちなみに、若い時にウォーキングで痩せると急激なリバウンドはしないもので、特に食事制限や運動をしなくても30歳前頃までは体型を維持できていた。周り(といってもおじさんおばさん)にも「細い!」「あんたもっと食べなイカンで?」と言われて有頂天になっていた。
それなのに、30歳以降は仕事の忙しさを理由に色々サボりまくって、欲望の赴くままハイカロリーな食事を続けていたら、25年くらいで高校卒業時よりも太ってしまった。この記事の見出し画像は家系ラーメンだが、横浜に引っ越してきたら家系ラーメンがうまいのなんの。元々ポテトチップスは大好きだし、マックも好きだし、鶏の唐揚げなんかも好物である。甘いものも好きで、お客さんからいただいた洋菓子は「脳が糖分を欲している!」と理由をつけて(典型的なデブ思考)、仕事の合間にバカバカ食べていた。休みの日に食べるポテトチップスのおともはコーラ。
今考えると全部カロリー爆弾なわけだが、「うまいは正義」とばかりに食べ続けていたら、まん丸になった。
しかし、人生最凶にドラえもん化したので、さすがに私は自分自身に焦りを覚えた。
ちょうど6月は私の誕生月である。「よし、45歳の自分の誕生日プレゼントにパーソナルジムに課金してやるか!」と思い立って、横浜市内のビルの一室を訪れたのがそもそものきっかけだ。
先に書いた通り、ダイエットはこれが初めてではなく、大学に入ってからウォーキング主体で約15kg痩せたという実績がある。もっとも、5年くらい前に「ちょっと痩せてみるか〜」と思って再びウォーキングでのダイエットを試みた際にはせいぜい3~4kgくらいしか減らず、また当時の交際相手が「太っててもいいよ♡」というので数ヶ月しか続かなかった(太っているのを自分以外のせいにするのはまさしくデブ思考)。
そういうこともあって、今回は独力ではなく、お金を払ってプロの力を借りることにした。また、食事制限も必要だろうということで巷で大人気のアプリ「あすけん」をインストールして有料版を申し込んだ。