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『あまい』の反対は『からい』?『にがい』?

 コロナウイルスが流行り出した頃からTwitterをよく見るようになりました。

 医療現場で従事されている方の生の声は冷静で的確、この一年、やたらと恐怖を煽るワイドショーや、逆に、コロナなんてただの風邪!みたいな声に惑わされずに済んだように思います。

 元来、Twitterは、あまり好きではありませんでした。

 一昨年の年末までは、それこそ『河野太郎』さんのツイートを見る程度、フォローするのもトランプ大統領等、ほんの数人でした。
 罵り合ってるツイートは刺激的で、ついつい見てしまうけれど、元気をどんどん消耗してしまうので、私には辛かったのです。

 でも、コロナに関しては、その辛さより知ることへの興味の方が勝ちました。 

 コロナ禍を誰かのせいにしたい気持ちもわからんではないし、事実、失笑を買う政策もありましたが、政治批判するだけ、反対するだけの薄っべらい人達が見えてくるようになりました。
 
 大阪都構想の住民投票の頃には、賛成、反対のツイートを拾い、各政党の主だった方もフォロー。
 
 若い頃から特に支持政党は無かったのですが、(無党派がカッコいいと思ってました) 結果、なんとはなく反体制、リベラルを掲げる政党の方に投票していたような気がします。
 維新も『親学』がどうとか、透析患者は死ね!とか言った元アナウンサーが立候補したり、福祉関係がぜんぜんダメな政党に見えて、でも、他よりはマシかと、大阪の時は維新の候補に投票してました。 

 都構想については、単純に
『一人口は喰えんが二人口なら喰える』
やろ? そらエエんちゃう と。

 また、一生懸命反対する方の、理由がよくわからない。

 反対する方のツイートを追っていると、あまりにも橋下さんが大キライ.それだけ、が多くてうんざり、例の218億のデマに至って、今はもう、政党を支持するなら維新かな、とまで思っています。

 そんなわけで、コロナと都構想のおかげで、ほぼ毎日、Twitterを追うようになりました。

 で、私なりのTwitterの見方ができました。

 ○か❌、右か左かを決めつけて、誰かを非難するコメントは深く受け止めずに流すことにしています。

 これでずいぶん楽になりました。

 とりあえず、『ネトウヨ』とか『バヨク』とかのワードが出たらパス。

 良くある炎上するバターンで、例えばもし、個性的なタレントさんが、

「❌❌堂の饅頭は、私には甘過ぎる」

などとツイートしようものなら、そのタレントさんを嫌ってそうな人から

❌❌堂の良さがわからんとは情けない!

オマエの舌がバカ舌!

これくらいのアンチコメントは仕方ない。
まだ、マシなんですね。でも、

甘いのがダメなら、カラシでも舐めとけ!

反饅頭派が、スイーツを語るな!

とまで並び出すと、見るに耐えない。

『甘過ぎる』→甘いものがキライ』辛いもの好き』と置き換えられたり、一つの饅頭を甘過ぎると言っただけで、『饅頭キライ』にさせられて、辛党の饅頭キライと勝手に反対語設定して 罵詈雑言 重ねてくる輩が出てきます。

 一握りの人なんでしょうけれども。

 世の中には正解の無いことなんていっばいあるし、さじ加減の話を、ゼロか100か?で議論してもずっと平行線のまま。
 
 アカウントまで見ると、意外に高学歴の方も多く、そんな高学歴の方が、○か❌、右か左、敵か味方か、と 決めつけてからしかコメントできないのは、もしかしたら、今までの人生で、必ず正解のある試験問題ばかりこなしてきた弊害なのかもしれません。
 

 饅頭の話なら、まだ笑って済ませますが、例えばコロナが流行り出した初期の頃

PCR検査を無症状の人にしてもムダ、熱があったらとりあえず休みましょう

 と、治療法もない状況、検査人員不足、偽陰性の人の拡散の危険等を丁寧に説くツイートをした医師を、おそらく内容もろくに理解せず、その医師をPCR抑制派と名付けて一生懸命罵っている学者や政治家を見ると情けなくなってきます。

 しっかり読んで行くとしんどくなっていくので、でも、最近はそんなコメントにも結構馴れて、はいはい、と、流して見れるようになりました。

☆☆☆

 味覚の種類は、甘味、酸味、塩味、苦味、旨味、が基本5種。
辛いは、刺激で痛みなので、厳密に言うとではないのです。(by調理師)

 味覚で言うと、甘いの反対は辛いではないんですね。
長い軽いみたいなもんです。
甘辛いってありますから、二つは共存できるんです。


では、苦い?

 これも違って、甘くて苦い味もあります。
 
 味覚において、強いて甘い反対語を言うなら

甘くない

なんです。

 先の甘過ぎる反対語なら、全く甘くないかな?

と、でも、ここまでは、一調理師の味覚での見解。

 評価、人の気持ちにまで使われてくるとなると、また、話は変わってきて、

あまい採点↔️からい採点

なんて対義語として成り立つのもあります。

にがい採点なんてあるかな?

あまい想い出↔️にがい想い出

辛いは、つらいとも読みますから、

あまい想い出↔️つらい想い出

とすれば、これもなんとか。

 でも、にがい想い出 = つらい想い出 とはならない、微妙に違います。
 どちらも、あまい想い出の正反対の対義語かというと、それぞれベクトルはズレていそうです。

 甘くて、ちょっぴりほろ苦い想い出なんてのもあるかもしれない、人の気持ち、そんな簡単に表現できませんよね。

 人間だもの


☆☆☆

小学校で、反対語・対義語を習うそうですが、

あまい↔️からい

は、除いといた方が良いのではないかと。


世の中、そんなに甘くはないですから。




 
 




 

 

 
 

 


 
 

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