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マサチューセッツ州を克服。


 幼い頃から『マサチューセッツ州』を、まともに言えたことが、ありません。


 マサチューセッちゅすー

とか、

 マサチューセッちゅちゅー

とか、

 ましゃつーせっつすー

とか…

噛まずに言えたことがありません。

これは『新春シャンソンショー』なみの難易度と言えます。

 この、『マサチューセッツ州』を噛んでしまう、事実が、ボクがハーバードへの道を断念した理由と言っても過言では無いでしょう。


 今朝、犬の散歩をしている時のことです、唐突に

『マサチューセッツ州』に住んでいる人は、不便は無いのだろうか?

そんな疑問が、ビビっと浮かんだのです。

答えは、すぐ見つかりました。

マサチューセッツ州』に住む人は、ほとんどかアメリカン、ネイティブな米国語、

Massachusetts

なのです。

』なんて、いらない!

試しに『』無しで声にだしてみました。

マサチューセッツ

マサチューセッツ

マサチューセッツ

マサチューセッツ

マサチューセッツ

5回言ったって、噛まないではありませんか!


 でも、日本で『マサチューセッツ州』を表現する時に、他の州には『』を付けて、『マサチューセッツ』だけ、『州』を付けない訳にはいきません。

 ボクは、考えました。

マサチューセッツ』と『』の間に、短い休符を入れれば良いのでは?

(16分休符画像です)


『マサチューセッツ⭐州』
(⭐が16分休符)

 かなり、進歩しました。

しかし、16分休符を意識しすぎて、逆に噛んでしまうことがあります。
5回続けてとなると、まだ難度が高く、成功できません。


再び、ボクは考えました。


そして、閃きました。


マサチューセッツ州』の『マサチューセッツ』に、形容動詞になってもらうのです。

言う口の形と舌の運びは、

マサチューセッツ な 州』

で、実際に『』の箇所だけ発音しないという技です。

これなら、5回続けてだって行けてしまいます。

たまに『』を言ってしまうことがありますが、『マサチューセッツ』の形容動詞的な使い方もアリかも、少しぐらい混じってもセーフでしょう。

 セーフに、してください。


 で、今日ボクは、永年の『マサチューセッツ州』問題を一日で克服しました。
 
 そしてこの、形容動詞化は、『新春シャンソンショー』にも、応用できるのです。

新春なシャンソンなショー


 もし、いつの日か

マサチューセッツ州主催 新春シャンソンショー』

に、招待されても、ボクは、胸を張って参加することができるでしょう。

めでたし、めでたし。

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