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親がさせたい事と子どもがやりたい事のズレ

子育てをしていると、
「親がさせたいこと」と、
「子どもがしたい」ことが、
ズレてくることがあります。

たとえばお子さまの将来の夢については
親子で話し合い、
最終的にはお子さまの意思を尊重するような
判断をしていただくのが良いかなと。


ただ、子どもの頃の習い事などは、
親(大人)の視点から、
させたいことがいろいろあると思います。


先日、ご相談をお受けした親御さんは、

小3の息子さんが
サッカーは大好きなのですが、
ピアノを嫌がるようになってきた。
とのことです。


でも親御さんとしては、
ピアノはできれば高校まで細々と
続けて欲しいと。

なぜなら、
勉強に通じるものがあるからと。

集中力、記憶力、
コンクールに出た時の緊張感、
注意力など。

という感じですね。


親御さんのお考えは、
とてもよくわかります。

ただ、お子さまの気持ちも
よくわかります。


私も小さい頃からピアノを
習っていました。

が、途中から運動が好きになり、
ピアノの興味が薄れていきました。

運動と芸術の両立は
難しかったりしますよね。


今回のような状況の場合は、
考え方は2つありますね。


1つ目は、
ゆるい力で長く続けることを
意識する。


ピアノをもし高校まで続けさせたいなら、
上手く力を抜けば良いかなと。

今、サッカーに夢中になっているなら、
サッカーを最優先にして、
ピアノはちょっと力を抜く。


「続ける」か「辞める」かの
0か100かで考えるのではなく、
6割くらいの力で続ければ良い。

別にこれでも十分、
芸術の学びやスキルは上がります。


ゆるい力でも
長く続けることは
とても良い経験になります。


2つ目の考え方は、
子どもが夢中になっている
サッカーを軸に考えること。


ピアノと同様、
サッカーも勉強に通じるものがあります。

集中力、緊張感、
戦術の理解、
仲間とのコミュニケーション、
目標設定、計画性、達成感など。


わが子に身に付けてほしいことは
サッカーの中にもあります。

そういった視点で、
サッカーを見てます。探してみます。

せっかくお子さまが夢中になっているので、
その分野から、いろいろな能力を
身につけさせるのが良いと思います。


または、
サッカー(子どもが好き)と
ピアノ(親がさせたい)を
関連付けても面白いですよね。

たとえば、
「ピアノで身に付けたリズム感は
 サッカーのドリブルに活きてくるよ。」
みたいな伝え方です。

これは、
どちらも経験している私も、
そう思います。


子どもが好きになっているものを軸に、
それがもっと良くなるためにも
親がさせたいことと関連づけさせる。


そうすれば、どちらも
取り組むことができるかもですね。

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