読解力はすべての能力の土台となる
「日本人の読解力が低下してきている」
というのは前から言われています。
そして最近では、
文字の少ないTwitter、
文字のないYouTube(動画)、
さらには動画をも短くした
TikTokやインスタなど。
どんどん文字をじっくり読む文化が
なくなっているので、
「そりゃ、読解力は落ちわなー」
という感じですね。
私も気をつけてます。
私たち大人の世界では、
こんな状況になっていますが、
子どもには早い段階から
読解力を身に付けてあげることを
おすすめします。
読解力があれば、
「国語の成績が上がる」
というだけでなく、
全科目の学力につながります。
教科書もテストも
日本語で書かれているので、
読解力があれば理解力も高まります。
授業や問題を素早く理解でき、
短時間で質の高い勉強ができます。
ひらがな(文字)を
早く覚えることができたら、
それだけで世界が広がります。
日常にはそこら中に文字があり、
文字が読めれば楽しいことや
興味が広がりますよね。
そんな読解力を身につけるためには、
やはり読書が一番。
ですが、
「うちの子はなかなか
本を読んでくれないんです…」
と悩まれる親御さんも多いです。
読書については、
・なんでも良いので本を読む
・声を出して文字を読む
これらの経験(回数)を
増やすことが大事かなと思います。
最初は、本は何でも良いです。
絵本でも、アニメでも
ゲームの攻略本でも。
そして親御さん自身も
何でも良いので本を読む。
本を読む「フリ」でも良いです。
読書が苦手な親御さんも多いと思いますが、
本を読んでいる姿を
お子さまに見せることが大事です。
なので、
別に読んでいるフリでも良いです。
中身はファッションや旅行の内容でも
全然良いです。
「本を手にして読む」という行動を
「当たり前の日常」にします。
そうすれば子どもにも
読書を習慣化しやすくなります。
あとは、
「声を出して文字を読む」
ということに、
最初は意識を向けた方が良いですね。
精読と通読という言葉がありますが、
子どもにはまずは、
精読にこだわった方が良いと思います。
私たち大人は今は、
多くの情報を短時間で見ることが
求められているので、
さらっと読む通読をしています。
でも、子どもには最初、
細かい表現や言葉の意味を
理解させなければいけません。
なのでとにかく精読です。
小学校高学年くらいまでは
とにかく精読ですね。
しかも最初は声に出す音読から
始めたほうが良いと思います。
音読させると、
途中で止まったりつまったりするので、
読めない文字や意味がわからない表現が
あぶり出されます。
そこを細かく、
親御さんが教えてあげます。
なのでたとえば、
「お母さん今料理してるから、
ちょっとこの説明書読んでくれる?」
などと言って、音読する機会を
作ってあげるのも良いですね。
こうすると、
文字を読むことに慣れ、
読書が習慣化され、
読解力も身に付いていくと思います。
今の時代は、
「長い文章を素早く読んで理解する」
という機会が少なくなってきましたが、
この力があると、
相手の理解だけでなく
自分が表現する際にも活きてきます。
やはりお子さまには
最低限の土台を作ってあげるのが
良いですよね。