ぼだっこおにぎり…?
旅の途中、山形にてスーパーに寄ったら、おにぎりコーナーで「ぼだっこ」という具を見つけ、何かわからないけどとりあえず購入してみた。
調べてみると、秋田で塩気の効いた鮭をそう呼ぶらしく、「塩気の効いた鮭おにぎり=ぼだっこおにぎり」的な感じらしい。
こういう時、東北はとにかく山(山脈)を挟んで分かれているんだなと実感する。
私の地元は岩手だけど、ぼだっこという方言は初めて知った。
秋田と岩手は東西で隣である。
東北外の人たちには、そもそも東北をおおきくひとくくりにされるけど、私の感覚としては、東北ってどんなに隣り合っていても、文化的な違いって「太平洋側」か「日本海側」かが大きいような気がする。
だから、岩手では(私だけ?)馴染みがないぼだっこも、同じ日本海側の山形では売られている。
だいたい、東北はすべての県が海に大きく面しているけれど、日本海、津軽海峡、太平洋のように、結構海の環境が違う。
ゆえに採れる海産物や魚の種類、脂のりなんかも微妙に変わってくる。
東北はどちらかというと横隣りより、同じ海に面した縦隣りの方が文化圏も似てくるんじゃないかなあ。
実際、新幹線含めたアクセスの良さからみても、東北における横並びの県同士って、直線距離では近くても行き来しにくかったりするんだよ。
結論として、ぼだっこおにぎりは塩気の効いた旨味の強い鮭の存在感があって、とても美味しかった!
もし見かけることがあれば怖がらずお試しあれ。
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