心の仕組みは「肉まん」で説明できる⁉︎

ウツになったり、
生きづらいと感じている場合、
回復に効果的なのが、
心の仕組みを知る事だ。


自分を客観的視点から見る事は、
誰であれ、
簡単ではないかもしれないが、
ウツになると、
より一層難しくなる。
その理由についてはこちらをどうぞ。


生きづらさは一人で抱え込まず、〇〇と共に闘うべし!


自分の心が、
客観的、論理的に見て、
何が原因で、
どういう動きをしているか
を知る事で、
まず、
自分を責めるループから抜け出せる。


自分がダメだったから
こうなったんじゃなく、
心の仕組みのせいだったんだ!


この進歩は、
回復にとって
とても大きい。


逆に言えば、
普段、
それだけ
自分の心を理解できていない
という事になるのではないだろうか。

ボクがウツになって
立ち直っていく過程で、
カウンセラーさんから
教えていただき、
なるほど、
と思ったものの一つ。

それが心の構造だった。


まずは肉まんを想像していただきたい。


肉まんは、
餡が1.5センチ程の皮で覆われている。


この餡が自我と呼ばれる部分に相当し、
皮が超自我に相当すると考える。


自我は、
ボクなりにわかりやすく
噛み砕くと、
「本当の自分」
といった感じになる。
(そのほとんどが無意識の領域に属する。)


超自我は、
親や環境などによって
作られた、
「社会性」
といった感じだろうか。
(意識の領域に属する。)

多くのウツの場合、
その原因の一つになっているのは、
愛着障害だという説がある。
(愛着障害について、詳しくはまた。)

つまり、幼少期における、
親子の関わりに問題があり、
トラウマを抱えた結果、
ウツになってしまうというのだ。


その心の動きを肉まんで解説してみよう。

肉まんの皮こと超自我を
形成するにあたり、
強い影響力を持つのは、
親だ。

では、その親が、
心にとって有害な子育てをした場合、
肉まんの皮は、
どうなるのか…。

……、

そう、
腐っていくのである。

肉まんの皮が腐ると、
人間は自分を愛せなくなり、
嫌悪していく。

はじめは一部だった腐食が、
どんどん進み、
全体に行き渡ると、
もうそれは立派なうつ病だ。


社会生活における
あらゆる部分で
支障をきたし、
動けなくなる。


この時、
餡はどうなっているのか
見てみよう。

おお!
ラッキー!
餡はセーフ‼︎


そう、
餡は腐っていないのだ。


では、
その餡たる自我が、
心をどうにかしてくれるのでは?
と期待したいところだが、
餡は、
腐った皮に全体を覆われて、
身動きができないのである。

餡に、
中から皮をぶち破り、
外に飛び出してこい!
と指令を出したいところだが、
餡は、
心の無意識の領域にある為、
指令が届かないのだ。


というのが、
肉まんで説明する
ウツの心の状態だ。


これを知った時、
ボクは心から感動した。

だから、
今までどんなに考えても、
どんなに頑張っても、
自分ではどうにもできなかったんだ!
と。


様々な理由から、
自分の力で
どうにかする!
と、
頑張ってしまっているも
世の中には、
沢山いると思う。

そんな方々には、
まず、
肉まんで見る心の仕組みを
是非とも知ってほしい。


その上で、
次の動きを考えてみても
よいのでは⁉︎

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