ウツの人が陥りやすい「幸せになりたい」という罠
精神的にキツい状態が続くと、
「抜け出したい」
「幸せになりたい」
と考え始める。
日々、
人格否定をされ続けていた
子供時代のボクもそうだった。
「なんで褒めてくれないんだろう?」
「なんで認めてくれないんだろう?」
「苦しい」
「逃れたい」
「幸せになりたい」
子供の時分から
常にこんな事を考えに支配され、
大人になっても、
元凶である父が亡くなっても、
ずっと続いた。
ずっと続いてきた
という事は…、
もうお分かりだろう。
そう、
ボクは、
誰かに褒められて満足する事も、
認められて満足する事も、
逃れる事も、
幸せになる事も
できていなかったのだ。
強く想い、
求め続けてきたにも関わらず、
何故幸せになれないままだったのか…。
それは、
心というものが、
我々が思っているより、
ポンコツだから
なのだ。
いや、失礼、
クソ真面目で、
バカ正直すぎるから
と言い換えておこう。
心は、
その人が発する言葉、
思った言葉を
そのまま受け取り、
現状を把握しているという事だ。
どういう事なのか、
説明していこう。
もしあなたが、
「幸せになりたい」と、
言葉にした、
又は
心の中で思ったとする。
すると心は、
「幸せになりたいという事は、
今自分は不幸せなんだ」
と解釈してしまう。
つまり、
自分が幸せになりたい
という願望を持っている事よりも、
自分が不幸せである事に
フォーカスしてしまうのだ。
そして心は、
自分の言葉、
思考に従うようにできている。
更に、
現状の良し悪しに関わらず、
変化を好まない傾向、
現状を維持しようという傾向がある為、
「幸せになりたい」
「幸せになりたい」
と思えば思う程、
「不幸であり続ける」
事になってしまうのだ。
それならどうしたら良いのか?
どう考えたら良いのか?
続きはまた明日。
という事で。
毎日死ぬ事しか考えられなかったボクが、
苦しみの底から立ち直るきっかけをどう掴んだかを描いたコミックエッセイ
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