〇〇な人はウツに注意⁉︎
うつ状態・うつ病に
なってしまってから、
心を回復させ、
気持ちのいい生活を
獲得するには、
なかなかの時間と根気、
労力が必要となる。
しかし、もし、
自分にウツの素養があると
わかっていれば、
泥沼を避けていく事は
可能だろう。
では一体、
どんな人がウツに
なりやすいのだろうか?
それは、
「真面目」な人
である。
しかし何故、
真面目な人は
ウツになりやすいのだろう?
それを理解する為には、
まず「真面目」が何たるかを
知らなければならない。
真面目な人と聞いて、
皆さんが連想するのは
どんな人だろうか?
・時間を守る
・仕事をサボらない
※仕事はタスクとい言い換えても良い。
社会人であれば会社や上司に与えられた仕事となるし、学生ならば学業や、先生、親から求められているものとなる。
・人に迷惑をかける行為ができない
・相対的な評価への意識が強い
・他人の期待を裏切れない
他にも様々あるだろうが、
この辺で十分だ。
一見すると
プラスの要素ばかりのようだが、
見方を変えると、
なかなかに危険な条件が揃っている。
これらの特性を見ていると、
一つの共通点が
浮かび上がってくる。
それは、
自分の行動を決定する価値基準が、
自分の気持ちではなく、
他者からどう見られるかに
なっているという事だ。
例えば、
時間を守るという行為の中には、
時間を守らないルーズな奴と
思われたくない
という気持ちが含まれているとする。
その時の価値基準は、
他者のもの、
世間、
社会、
になっている。
これ一つを取れば
些細な事かもしれないが、
世の中で「真面目」と
認識されている人は、
どこをとっても
他者の価値基準によって
行動を決定している事が多い。
逆に言えば、
他者の価値基準、
社会の価値基準から
逸脱できなくなっている
とも言える。
では、
社会で重宝され、
悪い事のない様に見える
「真面目」な人は、
何故ウツになりやすいのか?
それは、
「真面目」な人が
頼っている
他者の価値基準、
社会の価値基準が、
心の意識下にある
超自我の部分にあたり、
その行動決定を良しとしない、
無意識下の自我に
反発を受けているからなのだ。
簡単に言うと、
本当の自分が望んでいない事を、
社会性を司る自分が
無理やりやっている
という事だ。
その矛盾によって
心が病んでしまうのだ。
だからもし、
その自覚があるなら、
さっさと「真面目」の鎧を
脱ぎ捨て、
「真面目」なら
絶対にやらない事を
一つずつやっていくといい。
例えば、
仕事をサボって
1日好きな事をする。
例えば誰かとの約束を
すっぽかしてみる。
そして、
その一つ一つを
許していけばいい。
ダメな自分を許す、
ありのままの自分を許す。
そうする事で、
ウツを回避できる
可能性は高くなる、
というわけだ。
是非チャレンジしてみて
いただきたい。
では、
続きはまた明日。
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