ウツになったらまず何をすればいい⁉︎
不安が強くなった、
朝起きられない、
気力が無い、
イライラする……、
もしかしたら、
自分はウツなんじゃないだろうか?
こんな状況になったら
大抵の人は狼狽えてしまうと思う。
かく言うボクもその一人だった。
かつて精神科病院に
勤めていた母に電話をするも、
「わたしにはどうにもできない、
病院に行きなさい。」
としか言われなかった。
母の言葉はある意味では正解だ。
知ったかぶりをして、
こうしろああしろ、
と言わなかった点において。
しかし、
病院に行けとは、
流石は医療従事者の言葉だ。
彼女の中では医者は絶対!
なのである。
母のその言葉に従い、
近所にメンタルクリニックを見つけ、
行ってみた。
そこでは軽く話を聞かれ、
診断の元に
薬を処方されるのみだった。
ボクは言われるままに
薬を飲んで
仕事に行っていたが、
ある日、
こう思ってしまった。
「これ、
意味無くない?」
何故ならボクは、
症状の緩和だけではなく、
原因を見つけ出し、
解消する事も
望んでいたからだ。
しかし、
またクリニックに行っても、
医者は、
薬が効いているか?
にしか興味を示さない。
2度通院して
行くのをやめた。
実はボクのような経験を
している人は、
非常に多いのだという。
ボクは精神医療の全てを
否定するつもりはない。
医療の力が必要な病気は
確かに存在していると
思っているから。
しかし、
うつ病に関しては、
少し違う。
実はうつ病と
診断された人の内、
薬が有効的に作用するのは、
約1割の、
脳に障害が起こって、
神経伝達物質が減ってしまった人に
対してであり、
残り9割の人には
あまり意味が無い、
という話を聞いた事がある。
前者は脳の障害によって
うつ病を発症している。
では、
後者の原因は
何なのか?
それは、
愛着障害と呼ばれる
ものなのでは?
というのだ。
(愛着障害について、詳しくははまた今度)
愛着障害とは、
幼少の頃に親によって
育まれるベキだった愛着が、
上手く形成されず、
傷を負った状態にある事。
これが原因で、
健全な精神状態を保てず、
うつ病や、
双極性障害といった
精神疾患を患う、
という説があるのだ。
そして
愛着障害の治療の為に
行われた行為は、
薬の投与ではなく、
愛着の再形成だった。
通常、
精神科の医者にかかっても、
薬を出されるだけで、
愛着の再形成のサポートを
してもらう事はまず無い。
ボクは、
メンタルクリニック通いを
やめてからも、
心の苦しみが無くならず、
カウンセリングに通い始めて回復した。
カウンセリングで行われた事が正に、
上記の愛着の再形成だった。
つまりボクも9割側だった
というわけだ。
ウツになった?
と思ったら、
まずはカウンセリングに
行く事をおすすめする。
この相談者は、
薬の力が必要な1割側
かもしれないと、
カウンセラーが判断すれば、
いい病院、いい医者を
紹介してくれるはずだ。
ただし、
カウンセラー選びは慎重に。
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