0〜100思考と失敗恐怖症

さて、
うつ病、うつ状態、うつ傾向のある人の
症状又は特徴の一つ、
0〜100思考が、

対人関係や、
自身の行動に
悪影響を及ぼす事は、
昨日の記事にて
書いたところだ。



ではそもそも、
どういった状況下で、
0〜100思考が
醸成されていくのかを
ボクの例をもって
解説していきたいと思う。




まず我が家は、
厳格で、クソ真面目、
社会の価値基準から逸脱できない、
うつ病の父親が、
恐怖や羞恥心を使い、
支配していた。



ボクが何か
彼の意に沿わない事をする、
又は、
失敗すると、
大声と怒りの感情を発して威圧し、
彼の望むやり方、
成功の為の努力を
約束させられるという
日常だった。



その結果ボクは、
他人の顔色・評価を
気にするようになっただけでなく、

失敗は恥ずかしいもの、
失敗は許されない
という意識を植え付けられた。



これこそが、
0〜100思考の元なのだ。



失敗を恥じ、
極度に恐れる状態が
継続していくと、

完璧でなければいけない
という呪いにかかる。


つまり、
100%上手くいくという
確信を持てる事にしか
チャレンジできなくなり、

失敗する確率が
たとえ1%だったとしても、
完璧でないなら、
恥をかく可能性があるから
やめておこう
となっていく。


できる可能性の方が
遥かに大きいにも関わらず、
それは目に入ってこない。

小さなできない可能性にしか、
意識が向かないのだ。



0〜100思考の完成だ。


ここまで見ると
0〜100思考は、
失敗恐怖症と
言い換える事もできるのが
おわかりいただけるだろう。


これによりボクは、
自分の行動を
厳しく監視・制限していく。



それは、
自分の可能性を
狭めるだけでなく、
強い自己否定を伴い、
心を蝕んでいく事になるのだが、


続きはまた明日。


毎日死ぬ事しか考えられなかったボクが、
どのようにして立ち直るきっかけを掴み取ったのかを描いたコミックエッセイ
『しんさいニート』/イースト・プレス

https://www.amazon.co.jp/しんさいニート-カトーコーキ/dp/4781614671/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&keywords=しんさいニート&qid=1583634815&s=books&sr=1-1

絶賛発売中です。

















いいなと思ったら応援しよう!