ヒロシマ原爆の詩
あの時ゲームの手を止めて
聞いておけばよかった
僕はあの日のことを話そうとしていた
勇気を踏み躙ったのだと
歳を重ねていくほどに痛感する
1945年8月6日
遠くから来た強い風圧と
赤黒く漂った異臭混じりの火事に
異様なほど臭うの黒い雨
それを語ろうとした被爆者の肉声を
聞き逃したんだ
紙に残された遺品の紙の束を
おらんようになった後に
読み返して後悔して
僕はその話を知らないながら
伝えようと思っている
それが僕にできる
平和の願いだ
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