ひとりごと
一人でいることにあまりにも慣れてしまって、苦しいことや悲しいことを一人で抱えていると、それが本当に苦しいことや悲しいことなのかわからなくなって、自分の感情に鈍くなっていく。
「他人と比べることない」って言われるけど、私の感情は私だけのものだけれど、でもこの感情が果たしてどの程度のものなのか、一人では抱えきれないものなのか、そうだったとしても私はこれを一人で抱える術しか知らなくて。
人が一人では生きていけないのは、自分の感覚が鈍っていくからなのではないかとさえ、思ってしまう。
痛いのか、苦しいのか、怖いのか、悲しいのか。
痛がっても、苦しがっても、怖がっても、悲しがっても。
そうして涙を流しても、それを拭うのは私自身で、私はそれを私一人で抱えていくしかないから。
私が泣いていることを知るのは、私しかいないから。
それは、全てを「どうってことない」って、「大丈夫だ」って、そう思っていくしかないから
どうってことあったって、大丈夫じゃなくたって、私にはどうすることもできないから。
一人でいることの本当の恐ろしさは、時間の流れにも、感情の動きにも、全てに鈍くなっていくことなのかもしれない。
そう感じたことさえ、こうやって書き残さなければ、どこにも残っていかない。