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心からがない

鬱の方のブログなどを読んでいると、笑えなくなった、とよく書かれている。それを見てハッとする。私も心から笑ったのはいつだろう?思い出せない。なにか非常にまずい気がして、ユーチューブでお笑いを観た。おもしろかった、ハハハと笑えた。でもこれじゃない気がする。心からじゃなかった。きっと人間関係のなかで笑えないといけない気がする。家族以外との人間関係は断絶している状態では無理っぽいし、仮に知り合いができたとしても作り笑いしかできず疲れるのは目に見えてる。
笑うなんてもう数年忘れていた気がする。
もっといえば楽しかった、という記憶がない。
双極性障害と診断される数年まえからずっと辛い記憶しかない。
でも子供のときからずっと虚しかったのだ、楽しいときも悲しいときもいつでも最後には虚しさに戻ってきた。今も昔も心から本当だといえるのは虚しいということだけだ。幸せなど求めても一瞬のことで虚しさにかき消されてしまう。そんななか笑えないことがなんだというのか。それでも人は前を向いて生きるのに惹かれるのだろう。私も虚しさと共になんとか斜め前くらいを見て生きていきたい。

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