アメリカで上司がコロナ・・・
いきなりだが、直属の上司がコロナハイリスクとの宣告を受けた。ガーン 今朝ヒューマンリソースの人に呼び出され、聞くところによると彼が唯一濃厚接触をした人がおりそれが私だと彼から聞いたらしい。くぅ、仕事を始めたばかりの私にとって彼がいないと仕事も成り立たず、五月からほぼつきっきりで仕事を教えてもらっていた。6フィートの距離なんて保ちようがなかったし、拙い英語しか話せない私にとってマスクは敵でしかなかった。
アメリカ国籍を持っておらず、ビザで働いている私にとっては避けたい状況だ・・家には四人の子供もいる・・だが、悩んでも仕方がない、彼がコロナではないことを祈ろう。
私は昔から肌に何かが付着する感覚が苦手で、ハンドクリームや消毒液、せっけん、絆創膏などもろもろが受け付けられなかった。そのせいで最近アメリカ人が5分に一回アルコールを自分にかけまくっている環境がどうにも受け入られらなかった。なのでコロナにかかったとしたら自業自得だな、とも思う。でも自分の周りの人を危険にさらすとなるとまた話は変わってくる、心が少しずつ、へこんでいく。
コロナの終着点とはどこなのだろうか、インフルエンザのように流行った途端誰でもなりうるもので、予防接種などで防げるようになるのだろうか。変化に割と強い私も、出社するたびマスクを探したりドアを開けるたびドアノブを触らないように気をつけたりするのに段々嫌気がさしていた。
職を失う人もいれば、職を手放す人もいて、世界中が混乱している。第二次世界大戦以上の混乱なのではないだろうか。そんな混沌と戦い始めてそろそろ半年が経とうとしている。私たちの心がありふれた日常を忘れてしまう前に、どうか光が射しますように。過去から学べることがあるとするならば、私たちはコロナから何を学べるだろうか、後世に語り告げるような強い心はそう簡単に手に入らない。
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