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慌てていたのはわたしだけ

今日は朝から忙しかったのです。

いつもの朝よりずいぶん早くからパソコンに向かって仕事を始めました。
いつもよりすることが多かったからです。

朝がとにかく弱いわたし。
眠い目をこすりながら、ぼんやりした頭をフル回転させても、通常よりは効率が悪い。
いつも以上に時間がかかる。

あっという間にお昼前。

今日は午後から娘がバイトに行くから、早くお昼ごはん食べさせなきゃいけない!
と、パソコン作業を片付けることもなく、大慌てでお買い物に走る!
とにかく必要な買い物と用件だけ済ませて、猛ダッシュで家に帰る!
すぐさま昼食の用意に取り掛かる!

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どーして人って慌てれば慌てるほどに、今しなくてもいいことをやっちゃうんでしょうね。

ご飯作りながらパソコン周りを片付けつつ、洗濯物を片付けつつ。
いかんいかん、ご飯が焦げる!
なんだか一人でパニック状態で走り回っているところへ…。


娘、ゆらっと起きてくる。
ふわっと髪をセットする。
のんびり爪を切る。


「そんなに慌てんでもいいでー」
「洗濯物はあとでいいんちゃうー」
「片づけんでもご飯食べられるでー」


…いや、ほんとにそう。

ようやく冷静さを取り戻したわたしでした。


早くご飯食べさせなくちゃ!
片づけなくちゃ!
洗濯物片づけなくちゃ!

やらなくちゃいけないと慌てていたのはわたしだけでした。
お昼の買い出しにさえ行けばいいのに、ついでにあれこれ用事を済ませて忙しくしたのはわたしでした。
もう大人になった娘のために、しなくていい世話をして走り回りたいのはわたしでした。
きれいに片付いた状態でご飯が食べたいのはわたしでした。

ほんとはそんなに重要なことじゃなかったのね。

ひとりでバタバタ忙しく動き回って、挙句に疲れ果てているお母さんであってくれとは、誰も求めていませんでした。


子どもには教えられることばかりの日常の一幕でした。

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