仕事も人間関係もうまくいく放っておく力
本について
読んだ本
曹洞宗徳雄山建功寺の住職である、枡野俊明さんが書いた本。いちいち、気にしない、反応しない、関わらない。人生を“快適化”するヒントが書かれている。
読もうと思った理由
ぼくは、人の目線、人からの評価、他人から見えた自分をとにかく気にしすぎてしまう。そんな性格なので、正直なところ人生を生きづらいと感じることが多々ある。
「自己肯定感」「HSP」などなど、流行りの言葉・テーマがあるが、どれも自分にとっては興味深いものばかり。もちろん、そういった本も読んだ。
この本は、ふらっと立ち寄った書店で目にした。ページ数もそれほど多くなく、サイズも小さい。この年末年始に、気軽に読めそうと思った。
気になるテーマであり、読みやすいサイズ。だから読もうと思った。ということで、この本を通しての気づき・感想・学びを書いていく。
感想
紙の本の方がちゃんと読む
基本的に、ぼくは電子書籍派だ。スマホがあれば、どこでもいつでも読みたいだけ読める。簡単にマークやメモを書き込める。そのうえ、場所をとらない。だから、電子書籍を好んでいた。
でも、いつでもどこでも気軽に読めるからこそ、読むのを後回しにしがちだった。気づけば僕のkindleライブラリ内には、読み終わってない本ばかり。Kindle Unlimitedにも登録していたが、読み放題だからと適当に読んで適当に放置していたりした。
便利・手軽・読み放題、だからこそ真剣に本を読めてなかった気がした。今回、紙の本を読んだことで気付かされた。
漫画とか娯楽系の本は電子書籍で、真剣に読みたい本は紙で、読んでみようと思った。
情報の"暴飲暴食"をしない
99のうち、43番目に書かれていた項目だ。この本に書かれていたどれもが、ノートにメモしたい、頭の中に置いておきたい内容だったが、そのなかでもずっと頭の中に残っていた項目だ。
世の中には情報に溢れていて、なかなか自分では思いつかないアイディアや情報も得られるが、不要な情報まで入ってきてしまう。
たとえば、SNS。大体の人はポジティブなこと・幸せな様子をSNSに載せる。そんな様子と、なんでもない日常を送る自分を自然と比べてしまったりする。比べても仕方ないのに。
情報を浴びることで得られる気づきもあるが、僕の場合はあまり浴びすぎるとネガティブな感情が大きくなることに気づいた。それ以来、アプリを消して、ときどきブラウザから見るだけだったり、期間限定でやるなどで、距離を取るようにしていた。
この項目を読んで、いまのSNSや世の中の情報との付き合い方が間違ってないと自信を得られた。
この本の活かし方
この本は、ストレスを感じたときや、悩みが大きくなりそうなときなど、心にモヤモヤを抱えたときに、書かれている99の中からそのときに気になった項目を読み、心を落ち着かせる。そんな読み方をする本だと思う。
だから、1回一通り読んだら終わり、ではなく日頃から身近に置いておきたい本だと思った。