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柄巻師、飯山隆司さんの目貫を柄に付けるときの一工夫の話が面白い

昨日は刀装具の勉強会に参加してきました。
そこで柄巻師の飯山隆司さんの目貫を柄に付けるときの一工夫の話が面白かったので紹介します。

柄巻師は日本刀の柄(持ち手)の部分を作る人のこと。
今回の話は柄糸の下の目貫を取り付ける際の飯山さんの一工夫のお話です。
(画像出典:青貝微塵塗鞘打刀拵 刀剣ワールド



以下は蜘蛛と蜂を表した目貫です。
これは蜘蛛が蜂を倒しているところを表しており「知勇図」と言い、知恵と勇気をもって強き者を挫くという意味が込められた、武士が好んだ画題のようです。

(画像出典:NIHONTO MESSAGE BOARD

さて、この目貫を柄に付けようと思った時、何も考えず上記の向きで取り付けようと思う方が大半かと思います。

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