見出し画像

成木鐔⑪ 現存数についての考察

前回、成木一彦氏の経歴について書籍を参考にしながら細かくまとめた。

成木氏の鐔を見ていると尾張や京透かし、金山、柳生、信家、変わり出来だと四分一地の鐔など実に多様な作を残している事が分かるが、画題や作風を経歴(例えば個展開催時期や自家製鉄を始めたタイミングなどから)と照らし合わせる事で概ねいつ頃作られた物かが推定できるような気もする。
では成木氏の鉄鐔の現存数は果たしてどの程度あるのだろうか。
考えてみる。


成木鐔の現存数についての考察

ここから先は

2,478字 / 4画像
このマガジンを購入すると過去記事も全て見れるようになります(単体購入記事以外)。初月無料なのでお気軽にご登録ください。 またまずは月に2~4回程を目標にここでしか読めないディープな内容も書いていく予定です。 このマガジンについて機能を探りながら出来そうな事をどんどんやっていくつもりです。読者限定の交流会(鑑賞会)などもやります。

日本刀の奥深さや面白さ、購入するに当たって持っておいた方が良い知識などについて日々発信しています。 今まで820日以上毎日刀についての記事…

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?