2021年10月の記事一覧
サントリー美術館開館60周年記念「もののふの心」展を見て
サントリー美術館開館60周年記念として開かれたのが今回9/15~10/31で開催されている「もののふの心」展。
という事で昨日見に行ってきました。
平日でしたがもの凄い人でゆっくり鑑賞できる雰囲気ではありませんでしたが、日本刀というものを多角的な視点から見つめる事の出来る素晴らしい展示でした。
因みに展示品の写真撮影は全てNGです。
①刀を多角的に見つめる事の出来る展示構成今回刀剣の展示は名品
想像と違う大太刀の似合う一休さん
「すきすきすきすきすきっすき〜いっきゅう〜さん♪」
というオープニングでお馴染みの一休さん。
アニメの印象を強く持たれている方も多いのでは無いでしょうか。
しかし実は刀を所持している絵が残っているんです…!
(画像転載元:wiki 一休さんテレビアニメ)
それがこちら。
(画像出典:奈良国立博物館 収蔵品データベース)
いや、長い…。
…長すぎる。
室町時代の臨済宗の僧、一休宗純(一休
刀鑑賞時に意外にも悪口に捉えられてしまう一言
刀の鑑賞時など、初めて刀を見た人は感動して色々な言葉が出てくる事も多いと思います。
しかし私もそうでしたが、良かれと思って言った言葉が実はその刀を否定しているように取られるケースがありました。
これは今になって気がつくわけですが、言葉選びを気を付けないと意図しない所で相手の刀を否定してしまう事があるのでいくつか紹介します。
①この刀軽くて良いですね!昔私が確か2尺5寸程度の太刀を持たせて頂いた時
ネットオークションは刀剣界において、無くてはならない存在だと思う理由
刀には残念ながら偽物などが沢山作られた歴史がある。
美術品以前に元は人を殺傷する為の武器でもあるので、長い歴史の中で使われた事のある刀剣も多い。
なので正真でも何度も研がれて薄くなった刀もあれば、錆や傷でボロボロな刀も沢山ある。
ネットオークションは素性を明かさずに出品出来るが故に偽銘や致命的な疵を持ったと疑われるような怪しい刀が多く並ぶ。
価格の釣り上げ(出品者やその仲間が価格を釣り上げる為に
大刀剣市2021 デシタルカタログを見て
大刀剣市2021はコロナの影響で中止となってしまいましたが、デジタルカタログが全刀商のHPで公開されました!
各お店の名品の数々がまとまったカタログなのでこれは必読です!
(画像出典:大刀剣市2021カタログ)
・個人的に気になったものというわけで個人的に気になった刀について自分自身の記録として書いていきます。(掲載順)
※注意
あくまで個人的な好みを書いているだけですので、ここに挙げたもの
新しいハバキと古いハバキの見分け方?
刀身についたハバキ(鎺)を見て、「これは古いハバキだね~」とか「新しいハバキだね~」なんて言っている方を見て、なぜそんな事が分かるのだろう?と不思議に思っていました。
どうやらハバキにもトレンド?があるらしいです。
①呑込みのトレンドそれが「呑込み」といわれる凹になった部分。
以下のように青い線同士がくっつく所までハバキが上がります。
装着後はこのように刀身をハバキが包み込むような形になりま