【クリエイティブ生活】推理小説短編『スラッガー巡査の射殺』を読了
古典ファンタジーで有名なロード・ダンセイニの短編推理小説『スラッガー巡査の射殺』は、推理小説での代表作と言える『二瓶の調味料』の続編です。
書かれたのは1950年代、その時代に知られていた他の推理小説への、皮肉(アイロニー)ともパロディ的とも言えるような展開となります。
探偵役リンリーは頭は良いけれどなかなか真相に迫れず、警察より格段に優れているわけでもなく(と言うよりは警察が馬鹿ではない)真相が分かっても証拠不十分となる。
ユーモアがありながら不気味さも感じさせる。そんな推理小説短編でした。
実は、真相が『こうではないかな?』と思っていた通りでしたが、これは本当に可能なのでしょうか? 昔、出来ないと聞いた気がします。
それはともかく、常に沈着冷静で何でもお見通しの名探偵諸氏とは違い、苦労しながら真相に迫るリンリーが良い味を出しています。
ここまで読んでくださってありがとうございました。あなたのクリエイティブ生活のヒントになれば幸いです。
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