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【クリエイティブ生活】ファンタジー背景世界の作り方〜村を5個設定する【その5】
世界を創造するcreatorの皆さん、またこのコラムに来てくださってありがとうございます。
今回は少しスケール感を出してみましょう。
前回の記事はこちらです。
マガジンにまとめてあります。
今回は同じような独特の設定がある村を全部で5個、 がんばって作ってみましょう。このねらいは冒頭にも書いた通り、世界観の広がり、スケール感を出すためです。
世界の広さ(空間の広がり)歴史的な設定(時間の広がり)を、細部よりも先に創ってしまうのです。
ステラ村にも星がきれいに見える以外にも何かあるのでしょうが、そうした細部はとりあえず後回しにして、ざっくりと世界の全体を先に創ります。
そのために、他に四つ、新たな村を創り、世界のあちらこちらに配置するのです。
ここからは、私の思考の流れを書きながら、サンプルとして、ステラ村を含めて五つの村がある大陸を設定します。
名前はテールス大陸とします。現実の大陸、ユーラシア大陸と同じくらいの大きさがあるとします。
幻想的なファンタジー別世界でも、現実の世界と同じところがあってよいとはすでに述べた通りです。
北半球に暮らす私は、北は寒い土地で、南は暑い土地のイメージがあります。あなたはどこにお住まいですか?
大きな大陸の東西南北と中央に村を配置します。
北にある村を設定します。どうしたいですか?
サンプルはこうです。北の村は凍えるような寒い土地にあり、人々は、氷をくり抜いた中に暮らしています。
南の村はとうしますか?
サンプルの南の果ての村は、灼熱(しゃくねつ)の気候がずっと続きます。
砂漠地帯の中に村はあり、人々は暑さに適応した身体をしています。ほとんど水を飲まなくても死にません。(これは人外や異種族ではなく、そのように進化・適応した人間です)
東と西はどうしましょうか?
とりあえずここでは、西には険しい山脈があり、村はその高い山脈の中の大きな洞くつにあることにします。洞くつの中には美しい宝石がたくさんありますが、この土地では珍しくはないので貴重品としては扱われていません。
険しい山脈の向こう側を見た者は誰もいないのです。
東には大海が広がり、ところどころ内海になっています。内海とは、海が湖のように周囲を陸地に囲まれていて、ごく一部では大海とつながっている、そんな陸地の中の海です。
東の村は、内海の中の小島にあります。村人は人魚の姿と人間の姿、両方になれます。人魚の姿の時には、水の中でも呼吸できます。
そしてテールス大陸の中央にあるのが、ステラ村です。
ここで最初にステラ村をサンプルとして創った記事に戻り、一つ一つの村を設定してみてください。焦ることはありません。ゆっくり少しずつでよいのです。
これでざっくりと世界の全容が見えてきました。さらにくわしい地理の設定や過去の歴史の設定は次回になります。
ここまでお読みくださってありがとうございました。あなたのクリエイティブ生活のヒントになりますように。
続きはこちらです。
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